内容説明
医学部教授・仁王慶一郎は、昭和20年東京大空襲のさなか、親にはぐれた少女・渓子を拾いあげ、わが子同様に育てあげた。一方、仁王の患者である心臓病の青年の母・国光安芸子は、満たされぬ家庭生活の悩みを仁王にすがって癒そうとする。―人の一生とは、いつ噴火するか知れぬ火山脈のようなもの。予期しがたい大きなうねりに翻弄され、人生を狂わせられてきた人々の交錯する運命のありようを描く。
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