内容説明
歴代の侍従長のありようを通して、天皇の在位60年と宮中の流れを追う異色の昭和史。
目次
第1章 天皇の青春と珍田捨己
第2章 2・26事件と終戦の宰相鈴木貫太郎
第3章 戦時下の宮廷と百武三郎
第4章 終戦前後と藤田尚徳
第5章 占領下の巡幸と大金益次郎
第6章 皇太子の外遊と三谷隆信
第7章 時代の激流と稲田周一
第8章 天皇と入江相政の半世紀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こまったまこ
4
昭和天皇に仕えた8人の侍従長を通して天皇の昭和史を辿る。戦前・戦時下では珍田捨巳は外交官、鈴木貫太郎、百武三郎、藤田尚徳が海軍大将。戦後になって大金益次郎、三谷隆信、稲田周一、入江相政、徳川義寛が文官出の侍従長である。どの人も前歴が凄いのでそれぞれの詳しい話を読みたくなった。特に百武三郎と珍田捨巳に興味を持った。鈴木貫太郎や藤田尚徳は文献を既に読んだが百武三郎はその日記が実録で引用されていて興味を持ったのでこの本で知ることができて良かった。歴代の侍従武官長の話も読んでみたい。2016/05/31
さくらんぼ(桜さんと呼んでね)
0
皇室に興味があるので読んでみた。2008/01/01