出版社内容情報
《内容》 特 色
■細胞診に関しては,従来からその不備が指摘され,欧米諸国ではすでに使用されていないパパニコロウ分類に代わる判定区分およびその診断基準を掲載した。
■生検については,近年増加している針生検の取扱いに関して作成されたもので,全く新しい病理診断報告様式を掲載した。
■この報告様式は細胞診,針生検いずれも同様な判定区分で構成されている点が特徴で,検体をまず適正・不適正に大別し,適正とされた検体は,さらに「正常あるいは良性」,「鑑別困難」,「悪性の疑い」,「悪性」の4つに細分類した。
■診断した判定区分については,それぞれの診断基準にもとづき所見および,規約組織分類に沿った推定組織型を可能な限り記載した。
■細胞診については検体処理,固定と染色などの検査方法も付記した。
■図譜は細胞診・針生検ともに,比較的目にする病変で,かつ鑑別診断に際して重要と思われる組織・細胞像を掲げた。
《目次》
■細胞診
1.細胞診の報告様式
1)判定区分/2)所見
2.判定区分の診断基準
1)検体不適正(inadequate)/2)検体適正(adequate)
検査方法
1)検体処理
乳頭分泌物細胞診(直接塗抹法)/乳頭部擦過細胞診/穿刺吸引細胞診
2)固定と染色
図 譜
■針生検
1.針生検の病理診断報告様式
1)判定区分/2)推定組織型
2.判定区分の診断基準
1)検体不適正(inadequate)/2)検体適正(adequate)
図 譜