朝日選書
キリスト教は戦争好きか―キリスト教的思考入門

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599872
  • NDC分類 190
  • Cコード C0316

出版社内容情報

【宗教/キリスト教】「一つの神しか信じないなんて、心が狭いのでは?」「なぜ愛と平和を説きながら戦争を起こすのか」「キリスト教が浸透しているはずの欧米で貧困や格差が拡大しているのはなぜか」など、非クリスチャンが抱く疑念に真摯に答える。クリスチャン的思考がわかる。

内容説明

「敵を愛せ」「右の頬を打たれたら左の頬をも向けよ」―聖書にこうした言葉があるにもかかわらず、十字軍、異端審問、魔女狩りなどの戦争や殺戮行為が、キリスト教の名のもとに行われてきた。「一つの神しか信じない」という一神教の心の狭さが、こうした悲劇を引き起こすのではないか。あるいは、なぜ聖書の教えが浸透しているはずの欧米社会で、貧富の差が拡大しているのか。そもそも、宗教に頼る人は精神的に弱いのではないか―。古代キリスト教思想を研究する著者が、聖書と歴史の視点からキリスト教を根源的に捉え直す。非クリスチャンが抱く疑念に答えていく、キリスト教的思考入門。

目次

第1部 キリスト教を知る(イエス以前の世界―旧約の歴史;イエス・キリストの生涯と教え;キリスト教の源流―イエスの弟子たちからアウグスティヌスまで)
第2部 キリスト教を考える(神を信じることと唯一神;キリスト教は戦争好きか;富・貧困とキリスト教;「いのち」の問題を考える―トニー・ブランドの悲劇は何が悲劇なのか)

著者等紹介

土井健司[ドイケンジ]
1962年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(キリスト教学)中退。95年文学博士(京都大学)取得。現在、関西学院大学神学部教授。古代キリスト教思想の研究を進めると共に、脳死・臓器移植、人体の商品化など、現代社会の問題にキリスト教的な視点から発言を続けている。著書に、『神認識とエペクタシス』(創文社、第7回中村元賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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