内容説明
類人猿からわかれ、700万年前に二足歩行を開始した人類。故郷アフリカを出る旅により進化を重ね、20万年前に誕生したわれわれ現代人の祖先、ホモ・サピエンス(新人)が地球全体に広がった。熱帯雨林を出て陸伝いに氷期のユーラシア大陸、アメリカ大陸、海路でオセアニア、イースター島へと、未知なる環境へ積極的に乗り出した。なぜ移動は可能だったのか?どんな能力を身につけたのか?ネアンデルタール人とクロマニョン人、縄文人と弥生人…異なる集団との出会いは?最新の研究成果でよみがえる大移動のあしあと。
目次
1章 ホモ・モビリタス700万年の歩み―ホモ・モビリタスの歩み
2章 アジアへの人類移動―人類のアジア進出
3章 最初のアメリカ人の探究―最初のアメリカ人
4章 海を越えてオセアニアへ―人類のオセアニア進出
5章 DNAに刻まれたヒトの大移動史―遺伝学から何をさぐるか
6章 新人に見る移動と現代的行動―本格的な移動はどうやってはじまったか
7章 移動と出会い―異なる文化段階の集団はどんな出会いをしたのか
8章 ヒトはどのようにしてアフリカ大陸を出たのか?―ヒト科生態進化のルビコン
著者等紹介
印東道子[イントウミチコ]
東京都生まれ。ニュージーランド・オタゴ大学人類学部博士課程修了、Ph.D.(人類学、オタゴ大学)。国立民族学博物館民族社会研究部教授ならびに総合研究大学院大学教授。専門はオセアニア考古学・人類学。1973年以降ミクロネシアを中心に発掘調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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