朝日選書
アメリカを変えた日本人―国吉康雄、イサム・ノグチ、オノ・ヨーコ

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  • サイズ B6判/ページ数 237,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599759
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0370

内容説明

太平洋戦争勃発前にアメリカに渡り、戦禍にまきこまれた3人のアーティストがいた。20世紀初頭にヨーロッパで生まれた印象派の本質を日本美術の伝統から読み解き、作風を確立、アメリカ現代美術の扉を開けた国吉康雄。日本人の父とアメリカ人の母をもち日米の狭間で悩みながらも、日本を自分のルーツと定め、立体造形の新ジャンルを切り拓いたイサム・ノグチ。1960年代にニューヨークで誕生したばかりの前衛運動に身を投じ、その中心として活躍、美術の概念を根底からくつがえしたオノヨーコ。強制退去、収容などの排斥にあいながら激動の時代を生き抜き、戦争に対して芸術は何ができるかを生涯追い続けた3人。アートシーンからアメリカ、そして世界を動かした、その奇跡の軌跡を描く。

目次

第1章 ハーブの香る丘
第2章 かくも長き誤解―国吉康雄
第3章 前衛に生きる―オノ・ヨーコ
第4章 祖国を失う哀しみを君は知らない
第5章 流動する夢―フルクサス
第6章 強制収容を志願した男―イサム・ノグチ
第7章 砂の大地
第8章 マンザナールの白い塔
終章 霧の街から

著者等紹介

久我なつみ[クガナツミ]
1954年京都市生まれ。エッセイスト。同志社大学文学部卒業。YMCAで英語講師をつとめるかたわら美術を学ぶ。新制作展入選3回。関西新制作展入選2回。文筆に転じ、『フェノロサと魔女の町』(河出書房新社、1998年第5回蓮如賞)、『日本を愛したティファニー』(河出書房新社、2005年第53回日本エッセイストクラブ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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№9

28
タイトルはよくある人物評伝のようなタイトルだが、明治維新以降のアメリカで当時の美術・芸術の新潮流を生み出していきリードしていく三人の足跡を、筆者が辿り振り返る随筆であった。どこか行き当たりばったりで三人の話しがあっちいったりこっちいったりするが、日露戦争以後アメリカで勃興する黄禍論と排日差別に翻弄されながらも、日本人が持つ孤高の感性と欧米のそれを止揚させ結実させていくさまを概観していく。途中、共感できない日米比較論や冗長な紀行文に辟易させつつも、全体としては三人の世界に与えた影響力に驚かせてくれる一編だ。2014/05/10

メルセ・ひすい

3
14-79★国吉編・アッシュカン派(灰皿)に通じる画題を選定する。日本的な湿った情感の漂う独特な画風が反響をよぶ。   太平洋戦争勃発前にアメリカに渡り、戦禍にまきこまれた3人のアーティスト、国吉康雄、イサム・ノグチ、オノ・ヨーコ。激動の時代を生き抜き、戦争に対して芸術は何ができるかを追い続けた3人の、その軌跡を描く。モデルはサーカスや売春宿といった社会の底辺で働く女性2011/02/27

ganesha

1
戦前からアメリカで過ごした3人がどんな苦労をしてどんな評価をされたのかと筆者のアメリカ取材記。オノ・ヨーコ に対する思い入れが伝わってきた。2018/03/08

さちえみ

1
アメリカ旅行に行くので、前知識で読んでみた。 名前は知っているけどよく知らない3人。 ざっとどんな人生を送ってきたかについて書かれている。 この本ではかじった内容でしかないけれど、3人について興味を抱くとっかかりにはなった。 後半の著者のアメリカ体験談はよくわからなかった、頭に入らなかったのはなぜだろう。 終わりもなんだか中途半端なかんじがする。 2012/06/05

マスオさん

0
オノ・ヨーコ研究で。初心者向け。かなり読みやすい。2020/05/25

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