内容説明
太平洋戦争勃発前にアメリカに渡り、戦禍にまきこまれた3人のアーティストがいた。20世紀初頭にヨーロッパで生まれた印象派の本質を日本美術の伝統から読み解き、作風を確立、アメリカ現代美術の扉を開けた国吉康雄。日本人の父とアメリカ人の母をもち日米の狭間で悩みながらも、日本を自分のルーツと定め、立体造形の新ジャンルを切り拓いたイサム・ノグチ。1960年代にニューヨークで誕生したばかりの前衛運動に身を投じ、その中心として活躍、美術の概念を根底からくつがえしたオノヨーコ。強制退去、収容などの排斥にあいながら激動の時代を生き抜き、戦争に対して芸術は何ができるかを生涯追い続けた3人。アートシーンからアメリカ、そして世界を動かした、その奇跡の軌跡を描く。
目次
第1章 ハーブの香る丘
第2章 かくも長き誤解―国吉康雄
第3章 前衛に生きる―オノ・ヨーコ
第4章 祖国を失う哀しみを君は知らない
第5章 流動する夢―フルクサス
第6章 強制収容を志願した男―イサム・ノグチ
第7章 砂の大地
第8章 マンザナールの白い塔
終章 霧の街から
著者等紹介
久我なつみ[クガナツミ]
1954年京都市生まれ。エッセイスト。同志社大学文学部卒業。YMCAで英語講師をつとめるかたわら美術を学ぶ。新制作展入選3回。関西新制作展入選2回。文筆に転じ、『フェノロサと魔女の町』(河出書房新社、1998年第5回蓮如賞)、『日本を愛したティファニー』(河出書房新社、2005年第53回日本エッセイストクラブ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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№9
メルセ・ひすい
ganesha
さちえみ
マスオさん




