内容説明
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いわゆる相対性理論にはアタマに「特殊」と「一般」とつくものがあります。「一般」というのは簡単に言うと、どのような条件でも成り立つ理論という意味であり、「特殊」な状況を切り取った理論より、はるかに複雑で難解なものになります。いまからおよそ100年前、アインシュタインはこの「一般相対性理論」を導きました。これは表面的な概念だけで語れるようなものではありません。それを表現する言語は「数式」以外にないのです。本書は、相対性理論を理解するのに必要な知識を獲得するところから始まり、はじめから一歩一歩着実に、「一般相対性理論」を数式で理解できるよう、徹底的に詳しく解説していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
多様体から相対性理論に入ると幾何学的理解の変化は従来の理解との区別で実感する。一方本書では、相対性理論の数式自身を徐々に解く過程でその実感が可能になる。読者は直線のテンソルから特殊相対論へ、直線から曲線へのテンソルの拡張から共偏微分へ、さらに曲率の概念から重力波方程式に至るまで各段階でこの変化を実感する。物理的なテンソル概念を数学側から説明する著者のアプローチも明確であり、参考書的レイアウトとソフトカバーも相俟って、物理数学を「リスタディ」するには馴染みやすい体裁だ。なお第5刷までの正誤表はwebにある。2019/02/11
がりがり君
6
671ページ。読み応えはたっぷりあった(写真に撮って載せたいくらい)。でも途中から理解が怪しくなり最後はいつものように読み飛ばす。でもこの本の構築的に(アプリオリではなく)相対論を理解させようという意気込みは買う。2017/05/18
田蛙澄
5
途中論文書いたりしててインターバルが空いてしまい、半年で読み終わる予定が一年ちょうどかかってしまった。正直特殊までは理解できたが、テンソルや曲率あたりで理解がかなり怪しくなり、なんとか読み抜いたけど、結局あまり理解はできていないと思う。しかし相対性理論の構造がいろいろと具体的に分かるようになっただけでも収穫。やはり数式で見るとどこの変数が働くことでどのような現象を表してるかが明瞭になる。概説書では今一つ分かるような分かんないような箇所も数式上の理屈が分かると得心がいく。また再読してちゃんと理解したい。2018/08/11
がりがり君
4
テンソルの山場を乗り越えてしまえばあとはあっという間だった。2017/09/04
御光堂
4
良さそうな本だと思ったら671ページもある厚い本なのに索引が付いていない。辞書的に使えると言うより、タイトル通りはじめから一歩一歩読んでいくしかないようだ。2017/05/16
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