朝日選書
多文化主義社会の到来

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  • サイズ B6判/ページ数 220,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022597502
  • NDC分類 316.8
  • Cコード C0336

内容説明

本書では、グローバリゼーションがなぜ国民国家の多文化・多民族化を促進するのか、そのプロセスを解明した後に、移民受け入れの長い歴史をもつオーストラリアを例に多文化社会に起こる人種差別、文化摩擦の問題と、その対応策としての多文化主義について、理念と実践の両面を紹介する。多文化主義の可能性と限界、その克服のための処方箋についても考える。

目次

第1章 グローバリゼーション
第2章 人種・民族・エスニシティ
第3章 多文化主義
第4章 経済・国際移民・メディアの激変
第5章 国民国家システムの動揺
第6章 文化戦争
第7章 ハンソン論争―オーストラリアの文化戦争
第8章 改革と苦痛―オーストラリアの歩み
第9章 多文化主義のパラドックス
第10章 限界を超えて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶ケーキ

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多文化主義概念についての整理、オーストラリアの多文化主義、多文化主義の(予想される)帰結などについて。最後の点について、「多文化主義はマイノリティの権利を認めるものなので、多文化主義が成功するほどマジョリティからすれば自分たちの権利が脅かされているように感じるようになる」という多文化主義のパラドックスの話があり、ネトウヨとかはまさにこのパターンなんだろうなと思った。2000年に書かれた本だけど多文化主義に関して読んだ中で一番面白かった。2019/08/02

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