内容説明
インダス文明からタミル・ゲリラまで、一気に読み切る５０００年。
目次
序章 南アジア史の流れ
インダス都市の繁栄
アーリヤ人の来住と新文明の展開
ハルシャの帝国と小国分立
ガズナ朝の侵入とチョーラ朝の発展
デリー・スルタン朝の地方攻略
ムガル朝の繁栄
ムガル朝最後の栄光
イギリスによる支配と収奪
イギリス支配を揺るがす大反乱
ガンディーの登場
インド、パキスタンの分離独立
噴出する植民地支配からの矛盾〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょあん
3
コンパクトにまとまった南アジア通史。インドを軸にした内容。5000年を一気読みということで、要点を中心にした構成になっている。 古代・中世、近現代とほぼ均等にページ数を割いている印象。それだけに、近現代は駆け足も駆け足といった感じを受けた。 もちろん、高校までの教科書などよりはよほど分量もあるし、そうした学校教育で古い説や単純化した説が教えられがちなところを、 より実態に沿った解説でアップデートしてくれる。それにしてもこの地域は多様かつ複雑だなあと改めて思う。2024/03/29
