ハンセン病文学全集〈第1巻〉小説1

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  • サイズ A5判/ページ数 478p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774403908
  • NDC分類 918.6
  • Cコード C0391

出版社内容情報

日本文学史の書き換えを迫る閉ざされた園で書き継がれた作品群。質量ともに世界文学史上例を見ないハンセン病文学の集大成です。「小説」52篇、「記録・随筆」133篇、「詩」1000篇、「短歌」1万首、「俳句・川柳」1万句を収録。第1巻には北條民雄を筆頭に小説17篇を収録します。

北條民雄「いのちの初夜」「間木老人」「癩院受胎」「吹雪の産声」「癩家族」「望郷歌」
吉成 稔「甘藷」
豊田一夫「兄の死」
宮島俊夫「癩夫婦」「檻のなかに」
小泉孝之「愛のかたち其の一」「愛のかたち其の二」「ビラ配り」
沢田五郎「泥えびす」「青蛙物語」
名草良作「生きものの時」「影の告発」
加賀乙彦「解説」


……ハンセン病文学においては、戦争中から戦争直後までの隔離と不治(ただし、自然治癒もあった)の時代、プロミンによって完治していったあとも「らい予防法」によって不当な人権侵害が続けられた時代、それ以後の時代というように、患者または元患者の意識が時代によって大きく違っている。逆に言えば、ハンセン病文学とは、時代の暗部を赤裸に照明した文学なのである。(加賀乙彦「解説」より抜粋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shinomiya

1
いのちの初夜を読もうと図書館から コロナのため閉館になり、もう読む物がないし読むしかない!という理由もあり 全部読み倒した 現代文で書かれた文章は読みやすい  治療薬もなく忌み嫌われる、今の状態にも似て 人間は中々成長しない まだまだ私は知らない事ばかりだと思えた2020/05/06

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