内容説明
これで「自殺」と言えるか?ロープで固く縛られていたのに自殺と即断、いままた犯人自白を隠し続けた警察。教えてくれたのは、わが子に手を下した犯人だった!母の執念の年月を、いま妹がたどる。
目次
第1章 警察からの一本の電話
第2章 動きはじめた時間
第3章 23年前の朝、兄は出かけた
第4章 遺体発見
第5章 兄が誕生するまで
第6章 私とちいちゃい兄ちゃん
第7章 父の自殺、母の天理行き
第8章 時効を待った犯人の自白
第9章 縛られたロープの結び目
第10章 公安委員会はなにを調べたのか?
第11章 「厭世的」はどこからきた?
第12章 なぜ犯人に感謝しなければならないのか
著者等紹介
小山順[コヤマジュン]
1964年生まれ。長野生坂ダム事件の被害者小山福来の妹。事件当時は中学3年生だった。現在、母はつ恵をささえ、会社勤務の合間に兄の知り合いを訪ねては、当時の話を聞き直している
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