内容説明
シャネル、ダナ・キャラン、ドリス・ヴァン・ノッテン、コム・デ・ギャルソン、プラダ、ヨウジ・ヤマモト…ブランドは数あれど、…これを読めば、あなたの“お洋服のちから”がアップする。
目次
ファッションへのパッションを取り戻す―クラフトマンシップが心をいやす
買い物依存症寸前―こうしてわたしは依存症をまぬがれた
コノハムシとスズメバチ―どうしてみんなと同じなの?
見えないコルセット―あなたの理想の体型は?
少女のまま、なんて気持ち悪い―子供のまねはやめましょう
乳首は目障り―デザイナーがブラジャーを無視するので
変わったね、エルメス―ブランド神話をぶちこわす日本人のパワー
旅に行くときは―黒のドレスなんていらないよ
二十一世紀オートクチュール―オーダーメイドに挑戦しよう!
便利な言葉―ほんとにユニクロ好きですか?
安物買いは銭失いか?―スーツのインナーに金を出す
ところ変われば―世界的大流行ってなに?
シャネルの鉛筆―やっぱり女はシャネルが好きなのよ
字面でファッション―小説に出てくるお洋服たち
表現できない!―浜崎あゆみを見ながら川久保玲について考えたこと
お洋服のちから―着たい服を着るのは難しい
著者等紹介
高橋直子[タカハシナオコ]
1960年神戸市生まれ。主な作品に『猫はわかってくれない』(マガジンハウス)、『お洋服はうれしい』(朝日文庫)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
10
お洋服エッセイ第2弾。具体的なトラブルの内容はなにひとつ書かれていなくても、離婚がどんなに著者にとってダメージであったか、そしてそれから回復していく過程に「お洋服」がどうやって寄り添ったか、ということがとてもよく分かるエッセイだった。ロンドンで親切な店員と出会い、次から次へと試着していくうちにお洋服を選ぶ楽しさを思い出すエピソードでちょっと泣いてしまった。そしてそれだけでなくすべてのひとに普遍的に存在するお洋服のちからにまで著者の考察は進んでいく。素晴らしい。本当に、お洋服にはちからがある。2015/04/18
春猫
2
ジャケットのインナーはいいものを着なさいという記述があった。じゃあファッション好きが気に入るようなお仕事着というのはトータルで考えると結構な額になっちゃうのかな。インナーもしっかり選んだものを着ようと思った。2014/07/03
ももかさん@黒牛会62番
2
直子さんのお洋服エッセイ第二弾。第一弾のノリがわからない人には楽しくないでしょう。Amazonの評価が低いのも、第一弾を読んでないからだと思うな。2014/04/16
Doris
1
この人の別名義の小説がとてもよかったので、読んでみた。正直、思っていたのとは全く違っていた。お洋服のちから、とは、日々の暮らしの中で、その人なりのお洋服を選び、気持ちを上向きに過ごす、そういったことかと思ったけれど、ここでのお洋服、とは、どうもブランドのお洋服、ということみたい。ここにあるのは、私の箪笥に入っているお洋服はなくて、様々なブランドだった。うーん。これはこれでいいのかな。でも、こういう人と会う機会があったら、(ないけど)緊張するな。しまむらとかユニクロとか無印とか着てたら、笑われるのかな。 2015/06/03
のちおちゃん
0
☆☆☆★2008/11/22