蟻の自然誌

  • ポイントキャンペーン

蟻の自然誌

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 319p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784022571588
  • NDC分類 486.7
  • Cコード C0045

内容説明

蟻・このすばらしき生き物。われわれのもっとも身近にいながら、もっとも謎に満ちた生物―蟻。その驚くべき生態のすべてを、二人の世界的昆虫学者が解き明かした画期的な「蟻のエンサイクロペディア」。カラー図版多数収録。

目次

1 アリの繁栄
2 アリへの愛ゆえに
3 コロニーその一生―ゆりかごから墓場まで
4 アリのコミュニケーション法
5 戦争と外交政策
6 原始のアリ
7 対立と優劣関係
8 協同の起源
9 超個体
10 社会寄生―暗号の解読
11 栄養共生者
12 軍隊アリ
13 もっとも奇妙なアリ
14 アリの環境操縦法
エピローグ―誰が生き残るか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーンムート

4
読友さんに紹介いただいて読んでみたのですが、この本メチャメチャおもしろい! 作者のヘルドブラーとウィルソンは、生粋の学者さんですが、学者にこんなおもしろい本が書けるとは。いやいや、蟻に人生を捧げた二人だからこそ書けたというべきか。 子供の頃から虫が大好きで、好きが高じて蟻学者になってしまった二人が、学者らしい写実的な文章で蟻の生態を綴っています。余計な修飾の無い文章ですが、それがかえって題材(信じられないほど最適化された蟻の社会性)の良さをダイレクトに伝えてくれます。写真やイラストが多いのも佳し。 2011/09/28

Darbytime

1
投資関連の本で何故か取り上げられていたので読了。蟻のグループとしての多様性と、一種類の蟻の極端な専門化が素晴らしい。ムカデしか食べないで生き物として成り立つとか。それに人間から見ると残酷で非情なまでの自己犠牲。まあ本人たちにはひどく限られた世界で機械的に過ごしているだけだから何も感じてないだろうけど、ちょっと怖い。あと、働き蟻がサイズに生産されていることも知らなかった。中型カーストに世話をされる大型カーストの蛹の写真は、ビグザムみたいな最終兵器感がある。2020/01/10

piro5

1
アリ博士になれる。ハキリアリの農園、軍隊アリの絨毯爆撃トビムシに特化したアゴナガウロコアリとか、すげぇ。2019/04/13

Tatsuya

1
数年前に『利己的な遺伝子』を読んで以来、漠然と「社会性昆虫の生態の進化について詳しく分かり易く書かれた本が読みたいなー」と思ってたんですが、この本が正にそういう本だった。ずっと読みたかったのはこの本だったんだなー。めちゃくちゃ面白かった。ある程度、血縁淘汰等に関する前提知識が要るけど、非常に細かくわかりやすく、様々な蟻の生態を解説してくれる良書でした。写真やイラストも豊富なので、本書で紹介される色んなアリ達をイメージし易かったのも良かった。2009/10/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/200270
  • ご注意事項