内容説明
古武士のごとき記者ありき…昭和七年五月十五日、犬養毅首相は急進派軍人の凶弾に倒れた。全国の新聞が沈黙するなか、ただ一紙、福岡日日新聞は軍部批判の論説を掲げつづけた。筆者は編集局長の菊竹淳、筆名『六皷』―明治大正昭和を木鐸記者として生きた菊竹淳の生涯を描く力作評伝。
目次
第1章 筑後川
第2章 福岡日日新聞
第3章 理想の死
第4章 蹉跌
第5章 論説記者として
第6章 五・一五事件
第7章 明治の残り火
第8章 時代の閉塞
終章 人生傷心のこと多し
古武士のごとき記者ありき…昭和七年五月十五日、犬養毅首相は急進派軍人の凶弾に倒れた。全国の新聞が沈黙するなか、ただ一紙、福岡日日新聞は軍部批判の論説を掲げつづけた。筆者は編集局長の菊竹淳、筆名『六皷』―明治大正昭和を木鐸記者として生きた菊竹淳の生涯を描く力作評伝。
第1章 筑後川
第2章 福岡日日新聞
第3章 理想の死
第4章 蹉跌
第5章 論説記者として
第6章 五・一五事件
第7章 明治の残り火
第8章 時代の閉塞
終章 人生傷心のこと多し