内容説明
とっておき映画談義。朝日賞記念講演。
目次
とっておき映画談義
第1部 サイレントの時代(4歳の映画評論家;生きていた活動写真館;恐怖のウーマン;カルメンとキリスト;世界を征服した4人;銀幕に散った花;谷崎潤一郎の海岸喜劇;会社を潰した名作;心に残る溝口タッチ;『第七天国』と永六輔君;映画館は音楽学校;怪物伯爵シュトロハイム;砂漠に埋もれた貪欲者;早川雪洲の思い出;ロイド眼鏡と白真珠;トイレの臭いで見たデミル)
第2部 トーキーの時代(「映画もおしまいだね」;ラスト・サイレント;限りなく前進するトーキー;「音がしとる、音がしとる」;甦ったメロディー;死を告げる数珠の音;音、音、音の『雨』;ゲーリー・クーパー、助演の頃;ヘレン・モーガンと『喝采』;奇妙な天使;オトナコドモのリリアン・ギッシュ;名監督をうならせた話;ヤング・イン・ハート)
映画の引き出しから(映画館;幽霊のこと;タイム;ダンス・ダンス・ダンス;ホモの愛)