内容説明
あなたにしかできない使命がある。『夜と霧』の著者であり、ロゴセラピーを通して人生の意味を見つめ続けたフランクルが贈る運命のメッセージ。
目次
第1章 「働く意味」が見えないとき
第2章 なぜくよくよ悩んでしまうのか?
第3章 悩み苦しむことの意味
第4章 「働く意味」を見つけるヒント
第5章 仕事と幸福
第6章 仕事と使命
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
1963年福岡県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。千葉大学教育学部助教授などを経て、明治大学文学部教授。教育学博士。日本トランスパーソナル学会会長、日本産業カウンセリング学会理事、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hundredpink
34
心に響いた一文 悩み苦しんでいることは、あなたが「苦悩への勇気」を持っている証拠です。2015/11/18
テツ
30
仕事というか人生全般に対しての「なぜ?」について語る『夜と霧』の著者であるフランクル。生そのものには意味はなく僕らはただの遺伝子の乗り物でしかないのだろうけれど、この限られた期間だけ与えられた自分という存在を使い果たすに値するコト(モノ)というのが急に見つかることもある。あたりまえのことだけれど生きてみなければ生きる意味なんて解るわけがない。きちんと生きる覚悟も持たずに生とはなんぞやなどと机上だけで思考するなんて無意味だ。まずきちんと存在すること。その上で生まれる意味や使命を自分の手で捕らえること。2018/07/13
黒頭巾ちゃん
21
◆仕事だけでなく人生についての話です。求められている「意味」を受け止めて行動するのです。▼ 自己実現できる仕事ではなく、仕事は人生の課題や使命を克服するものと考える▼ 人生で果たす意味を考え行動することが大事▼仕事をするだけでなく、芸術や自然に触れることの「体験価値」が人生を豊かにする2017/07/19
白パラガス
15
ちょうど就活の時期で「働くこと」について考えていたのと、『夜と霧』の著者であるフランクルについて興味があったので手にとった。本書では、仕事に関する数々の悩みをロゴセラピー(「生きる意味」を見出すのを援助する心理療法)を確立したフランクルの考えをベースにして解決していく。仕事をする上で、誰もが直面しそうな悩みに対して、フランクルの残した名言が道をひらく手助けをする。〈人生から何をわれわれはまだ期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。〉2021/03/01
moco
9
タイトルにズキュンときてよくみたら恩師が書いた本。アウシュビッツを経験したユダヤ人医師、夜と霧の作者の提唱する心理学。心理学なのか、これ?悩んでないでとにかくやれ!つべこべ言わず動け!系。アウシュビッツ出されたら誰も言い返せないよw。あの先生、THE前向きだったな。働く意味はわからなかったけど、働くしかないのね、という気持ちにはなった。2019/06/23
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