出版社内容情報
『国宝』120万部突破&映画大ヒット御礼!
吉田修一の最高傑作『国宝』を愛蔵版として緊急出版。
芸術選奨文部科学大臣賞&中央公論文芸賞をダブル受賞した、日本文学の伝統に脈々と流れる芸道小説の金字塔にして、100年に一度の感動を届ける大河小説を限定特装版としてお届けします。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いっこ
2
下巻は二人の役者の波瀾万丈の人生が語られる。任侠との関わりは、さすがに次第に薄れていく。この先どうなるのが、はらはらさせられるが、二人が心配というより、二人を支える家族や周囲の人たちが気になって 読み続けた。歌舞伎の役作りというか、役そのものに成るための試行錯誤の部分がかなり多くなる。「隅田川」は何回か鑑賞したことがあるが、こんな知識を持っていたら、もっと身を入れて観たことだろう。 パソコンが壊れて、スマートフォンから登録しているが、登録できなくて2回目の試み。2025/07/20
mrs.シンデレラ
1
歌舞伎役者という道を自分から望み、舞台に立つことを最愛とした者が残った。極めるために手放したものの多さは、光の眩さよりも、影の方が深いのかもしれない。演じて魅せる、ということ、作り出す世界の完成度は、心は満たされても生身の身体は悲鳴をあげ続けるのだろう。それでもなお、降りる時を恐れるほどに求め続ける場所なのか。憧れの先達は逝った、共に高みを目指した合せ鏡のような相手もいない、たゆみない精進の果てにたどり着いた、一人きりの場所、国宝とはそんな唯一無二の役者に贈られた称号なのだと思った。2025/09/24
あんばたーさんど
1
波乱万丈な人生すぎません?全く共感できないけど続きが気になってページをめくってた。映像で観るととても綺麗なんだろうな。2025/09/13
yoko
1
それぞれの登場者の波乱に満ちた人生にもういいじゃないかと思ってしまった。映画の結末の方が落ち着いた気がするが、喜久雄のちがうけしきではなかったのかもしれない。2025/08/04
たかくん
1
映画を見てこちらの原作も読みました。 映画では端折られていた部分が丁寧に書かれていました。 きくおは周りの人に恵まれていたのだなと思いました。2025/07/18
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