出版社内容情報
朝日新聞の大人気連載の書籍化18弾。今巻は2022年大河「鎌倉殿の13人」の裏話をたっぷりお届け。「夜9時に寝て、朝3時に起きる」という三谷流大河執筆ルーティンも初公開。古畑任三郎の新作小説「殺意の湯煙」も収録。
内容説明
2周遅れでごめんなさい。「鎌倉殿の13人」ついに本格スタート!鎌倉殿ファン必読、大河ドラマ制作秘話を収録。「昭和から平成になったのはつい最近」と驚きながらも三度目の大河に舞台や映画、ポケモンカード対戦まで多忙さは令和になっても加速!
目次
作品の中で生き続けている
五十年ぶり「ドリトル先生」
斬新な「麒麟」が羨ましい
平安から鎌倉、未知の世界
銭湯で昭和へ時間旅行
若き日重なるサイモン喜劇
「××」な放送作家だった
台詞の多さは「師匠」譲り
「鎌倉殿」は、ただいま8人
N・サイモンも苦労した?
憧れの七十代、井上順さん
「23階」の仲間たちに感謝
この一年もいつか歴史に
ポケモン対戦、連敗中です
「大脱走」にひかれる理由
「山河燃ゆ」は大傑作です
僕の「すべらない話」は
最後のチャンス逃さない
父と子の「ないたあかおに」
次の勝呂は「死との約束」〔ほか〕
著者等紹介
三谷幸喜[ミタニコウキ]
1961年生まれ。脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
77
久々のこのシーリーズ18まで行ってたんですね。2020年秋頃からのエッセイ、コロナ禍の頃や「鎌倉殿の13人」の執筆について書かれている(観てなかったですが、すいません」息子くんの事や映画や舞台ドラマの事や俳優さんたちの事も触れられていて楽しい、別の本で読んだ前立腺癌の事にも少し触れられている、最後の田村正和さんを偲んで書かれた推理小説も面白かった、これからも楽しい脚本をどんどん書いて行ってもらいたい。2024/08/31
tetsubun1000mg
38
今回はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放映の1年半前からのエッセイ。 子供時代からのテレビ放映や洋画の記憶が細かい。 過去の舞台や映画TV番組などで出演してもらった名優田中邦衛さん、竹内結子さんのエピソードが、結構意外な姿で興味深い。 特に女優の長澤まさみさんには「天才か!」というぐらいべた褒め。 ちょうど本日三谷幸喜さんの脚本・監督の「スオミの話をしよう」の完成披露舞台あいさつでは、共演者の楽しかった制作披露の挨拶が非常に面白かった。 歌舞伎の坂東彌十郎さんはこんな楽しい芝居は初めてと喜んでおられた。2024/08/28
ぶんぶん
22
【図書館】三谷幸喜のエッセイ集を借りて来た。 出ているのは知っていたが、読んでいない。 図書館が一週間休館になるのでついでのつもりで。 「朝日新聞」に掲載たらしく、「鎌倉殿の十三人」の執筆具合が数多い。 それなりの日常紹介が微笑ましく、サクサクと読んでいける。 このテンポは流石、脚本家と言った処か。 巻末の古畑任三郎の小編が読めたのはラッキーでした。 田村正和さんの面影が頭を過る、田村さんで古畑見られないのが淋しいですね。2024/09/06
とこっぷり
21
安定の三谷節。面白かった。13人の鎌倉殿ははまって見ていたので、この裏話を読んだ後にまたじっくり見てみたいなぁと思った。しかし、冊数を重ねるごとに身近な人の訃報が増えたなぁ。なんか悲しい。2024/05/21
しーふぉ
20
鎌倉殿の13人の準備期間のエッセイです。すべらない話しに出たときの話しも書いていて、その後YouTubeでその話し見たら、めちゃくちゃ面白かった。2024/10/13