悪逆

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悪逆

  • 黒川 博行【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 朝日新聞出版(2023/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 584p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022519375
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

過払い金マフィア、マルチの親玉、カルトの宗務総長――社会に巣食う悪党が次々と殺害される。警察捜査の内情を知悉する男vs.大阪府警捜査一課の刑事と所轄のベテラン部屋長凶悪な知能犯による強盗殺人を追う王道の警察小説(内容紹介)周到な準備と計画によって強盗殺人を遂行していく男――。大阪府警捜査一課の舘野と箕面北署のベテラン刑事・玉川が、広告代理店の元経営者殺害事件を追うなか、さらに被害者と面識のある男が殺される。二人はそれぞれ士業詐欺とマルチ商法によって莫大な金を荒稼ぎした悪党で、情報屋の標的になっていた。警察は犯行手口の違いから同一犯による可能性はないと判断するが、いずれも初動捜査で手詰まりとなる。犯人像を?むことができないまま、さらには戦時中に麻薬密売組織に関わり、政治家とも昵懇だった新興宗教の宗務総長が殺害される。警察の動きを攪乱しながら凶行を続ける男の目的はどこにあるのか? 舘野と玉川は、凶悪な知能犯による完全犯罪を突き崩すことができるのか? 警察捜査の内幕を活写しながら、裏社会を跋扈する男たちを圧倒的な存在感で描き切る、ラスト5ページまで結末が読めない、本年度最注目のクライム・サスペンス!

内容説明

周到な準備と計画で強盗殺人を遂行していく男―。府警捜査一課の舘野と箕面北署のベテラン刑事・玉川が箕面で起きた広告代理店元社長の殺害事件を追うなか、手口の異なる新たな強盗殺人が発生する。被害者同士には面識があり、それぞれに士業詐欺とマルチ商法によって莫大な金を稼いだ二人は、情報屋の標的となっていた。さらには戦時中に麻薬密売組織に関わり、政治家とも昵懇だった新興宗教の宗務総長が殺害される。警察捜査を巧みに撹乱する男の目的とは―。舘野と玉川は、凶悪な知能犯による完全犯罪を突き崩すことができるのか?犯罪の最前線で追う者と追われる者を活写する新次元のクライム・サスペンス。

著者等紹介

黒川博行[クロカワヒロユキ]
1949年愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。高校の美術教師などを経て、83年「二度のお別れ」でサントリーミステリー大賞佳作を受賞し、翌年、同作でデビュー。96年『カウント・プラン』で日本推理作家協会賞、2014年『破門』で直木賞、20年に日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

279
黒川 博行は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。旬の犯罪&悪い奴らテンコ盛りの浪花刑事小説、過払い金マフィア&マルチの親玉&カルトの宗務総長等、社会に巣食う悪党が次々と殺害されるのは痛快でした(笑) 600頁弱も一気読みです。 https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=244202024/01/17

鉄之助

270
警察モノの名手!さすが黒川博行、テンポよく570ページも一気に読めた。警察の裏をかきながら、犯人の”悪逆”な連続殺人。被害者も”悪逆”ながら、なぜ犯行に至ったのか? 犯人の心情が今一つ、腑に落ちなかった。2023/11/16

パトラッシュ

238
髙村薫の警察小説から政治や公安や狂気の要素を抜き、代わりに欲望と妄執と意地を加えて舞台を警視庁から大阪府警に移すと黒川博行の捕物帳になる。いずれも描かれるのは一課の刑事の地道な捜査だが、妨害を加えてくる背後勢力がおらず関西弁が飛び交うと市井物を読んでいる気分になってしまう。例えば『マークスの山』と比較すると犯人の背負った過去や刑事たちの尖り具合は正反対だが、犯行や捜査の有様だけでなく両者の私生活が描かれる点など話の展開が実に似ているのだ。どちらがいいかは好み次第だが、黒川が暑い夏場なら髙村は厳冬の極北か。2024/02/19

hiace9000

162
バディもの&クライムサスペンスにここまで読み手を没入させ、夢中に読ませ切る黒川筆には、もう脱帽するしかない。バディは大阪府警、箕面署ベテラン部屋長の玉川と本店捜一の舘野。キレ者の両者ながらクスリとさせるお馴染み関西弁の掛け合いとコンビの妙間がいい。一方、周到な準備と鉄壁の計画で次々と社会悪に鉄槌を下し、毒を持って毒を征す犯人の真っ黒に歪んだ正義には、犯罪者とは言え、現代の「必殺仕事人」的羨望感すら。情報屋、道具屋を絡めた最新の犯罪手口と、犯罪捜査描写のアプデを怠らぬ、579頁の黒川劇場、いやぁ面白かった!2024/01/20

しんたろー

129
黒川さん2作目。探偵業を掲げながら強盗殺人を繰り返す・箱崎、事件を捜査する所轄刑事・玉川&捜査一課刑事・館野のコンビ、両者の視点で展開するサスペンス。警察捜査の裏をかく箱崎と、粘り強く地道な捜査を続けるコンビの攻防がスリリング。特にコンビの会話が面白く、程良く緩急が付いているので500ページ超えでも飽きる事無く読めた。惜しいのは箱崎の犯行動機や心情が殆ど描写されないので、ダークヒーローとしての魅力を感じなかったこと。裏社会の現状や現在の捜査方法を知れて興味深かったが、正直なところ奥行きが足りないと思った。2024/06/13

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