世界でいちばん熱い日本酒

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世界でいちばん熱い日本酒

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022518750
  • NDC分類 588.52
  • Cコード C0095

出版社内容情報

酒造りは経験と勘がものを言う世界だ。しかし大学を出たばかりの若者たちが、その道何十年という熟練の杜氏(とうじ)をも唸らせる日本酒を造ってしまう事件が起きた。だがそれは、単なる偶然でも、まぐれ当たりでもなかった。孤立無援の中で業界の常識を打ち破り、新風を吹かせたその酒「廣戸川(ひろとがわ)」と「一歩己(いぶき)」の若き造り手は、「一升瓶を開栓し、飲みごろのピークを4日目に持ってくる」「もう一杯飲んでみようと思わせるように、味にわずかな苦みを含ませている」と、己の酒造り哲学を自信を持って語る。どうして彼らは、全国に名を馳せる日本酒に肩を並べる、全国新酒鑑評会でも金賞を連発する酒を造れたのだろうか? その背景には、一昔前だったら考えられなかった、うまい酒を広めようとする酒販店のアドバイスと協力、新参者にもバイオテクノロジーを応用した酒造りを教える教育体制、そして何よりも競い合いながら高みを目指すライバルの存在があった。経験や勘ではなく、バイオテクノロジーの力を借り、数値化できるものは数値化させ、酒販店の意見を参考にしながら消費者の嗜好や市場分析を行ない、最後は悪戦苦闘しながらど根性で活路を拓いていく日本酒の若き造り手たち。日本を代表する名酒を誕生させた蔵人たちの青春群像に迫る。新ものづくり王国・ニッポンの到来を実感させる元気が出るノンフィクション。

内容説明

大学を出たばかりの若者たちが、その道何十年の杜氏をも唸らせる酒を造ってしまう事件が起きた。伝統産業に新風を巻き起こす、元気が出るノンフィクション。酒造りには、「杜氏」という経験と勘がものを言う専門職の存在が不可欠だ。そんな古い常識を打ち破り、新世代が日本を代表する名酒を次々と誕生させている。偶然でも、まぐれ当たりでもなく、孤立無援、悪戦苦闘、失敗と挫折を繰り返しながら、彼らはどのように活路を拓いたのか、その謎を解き明かす。成功の鍵は、マーケティング、バイオテクノロジー、そして根性と馬鹿正直!!

目次

第1章 二つの新星
第2章 福島の二つの巨星
第3章 新たな彗星
第4章 日本酒の進化
第5章 東北の躍進
第6章 原発事故
第7章 日本酒とは
第8章 高く、高く

著者等紹介

岡本進[オカモトススム]
1963年、群馬県高崎市で生まれる。東京理科大学物理学科卒業。1987年、朝日新聞社入社。新潟支局(現・新潟総局)、政治部、科学医療部(現・科学みらい部)、アエラ編集部などを経て2012年から福島総局、いわき支局(福島県)、石巻支局(宮城県)で東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を取材し、2021年から、さいたま総局に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J D

66
 タイトル通り熱い物語だった。福島の酒蔵をメインに日本酒作りに情熱を傾ける人々のお話。本書では全国レベルのお酒がどう生まれ育ったのか丁寧に描かれる。「飛露喜」、「一歩己」、「廣戸川」等普段から親しみのある日本酒達の物語。私は日本酒かワインをメインに飲んでいるので2021年の酒類売上高のうち日本酒は、たった6.4%というのには驚いた。もっと売れていると思っていた。因みにビールが25.6%でトップ。日本酒好きには堪らない一冊。でも、電車旅で飲むワンカップも美味しいと思う私です。2023/06/14

こうせいパパ

13
福島県で日本酒づくりを担う若き杜氏の物語。それぞれが理想の日本酒を追い求めていく様子に夢中で読み進めた。杜氏の多くが、東農大やその近辺の大学で学んだことを初めて知った。また、蔵元同士の繋がりや、それぞれが切磋琢磨して業界全体を盛り上げようとする姿勢に感銘を受けた。福島のお酒といえば、「飛露喜」「廣戸川」「写楽」と有名銘柄が多いが、「一歩己」は知らなかったので是非飲んでみたい。2023/10/20

Tomonori Yonezawa

5
地元図書館▼2023.2.25 第1刷▼八章317頁、福島県の杜氏二人が作った「廣戸川(ひろとがわ)」と「一歩己(いぶき)」を軸に最近の日本酒作りをルポタージュ。朝日新聞福島版に連載された「酒よ」を加筆したもの。▼私は日本酒がメインになってしまった人で、この本に載ってる話も何かでちょこちょこ読んだか聞いたかしてます。この本はノンフィクションなのでしょうが「作りもの臭さ・嘘くささ」を感じる本でした。新聞連載だと良くても本だとちょっとな出来。▼書き手が「こう読ませよう」との意識が過ぎるとせっかくの素材が燻る。2023/07/08

kaorin

5
福島県を中心に東北の酒蔵を継いだ酒造りもする社長たちのルポ。日本酒消費量の減少、震災の風評被害、コロナ禍。様々な壁が立ちはだかるが、真摯に情熱的に酒造りに取り組む姿に胸打たれる。モノづくりニッポン。しかし、相次ぐ改ざんや偽装のニュースにやるせなさを感じるていた、この本を読むと胸がスカッとした。時代の流れを読む必要はあるけれど、はやりすたりにのまれてしまうことなく、どうか真摯に作って欲しいな、これからも。個人的には、家庭料理、居酒屋料理に合うような飽きの来ないお酒が好きです。晩酌したくなってきた!2023/06/14

vonnel_g

5
福島の若き蔵元杜氏(刀自が語源という話に驚く)たちの挑戦から始まる、福島の日本酒の過去と歴史、今、未来。福島は米がうまいので酒もいいものができるのだと思っていたけれど、ことはそんなに単純ではなかった。日本酒に関する基本知識も読めるのがとてもいい。酵母の進化など読むにつけ、酒造りも勘よりもテクノロジーの時代なのだなあとしみじみ感じる。2023/04/08

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