フェンスとバリケード―福島と沖縄 抵抗するジャーナリズムの現場から

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フェンスとバリケード―福島と沖縄 抵抗するジャーナリズムの現場から

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  • サイズ 46判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022518101
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0036

出版社内容情報

台本ありきの首相会見の内幕、合同取材でつかんだ辺野古新基地自衛隊常駐計画、「復興五輪」の名の下で行われた聖火リレーの異変など、原発と基地を押しつけられる「苦渋の地」を持ち場とする二人の記者が、取材現場の裏側をつづる。

内容説明

安倍首相ぶら下がりへの突撃ルポ、台本ありきの首相記者会見の内幕、合同取材でつかんだ「辺野古新基地」自衛隊常駐の密約、「原発」や「基地」を抱える首長の葛藤、野放しにされ続ける「ヘイト」の実態、「復興五輪」の名の下で行われた聖火リレーの異常…。組織の枠組みを超えた地方記者の連携で、不都合な「真実」を明るみに出す。

目次

はじめに 沈みかかった船の上から
首相会見をこじ開けろ
縄張りを超えろ
政治部に行きたい
権謀術数の人
原子力災害伝承館が伝えないもの
前へ前へ
わが故里は幸多し
束になってかかること
運命の日
国策と保守政治家
僕が動画を削除しない理由
捨て石の島で
糊などついていなかった
呼び合う者たち
おわりに 心の中に金網はないか

著者等紹介

阿部岳[アベタカシ]
1974年、東京都生まれ。沖縄タイムス記者。単著『ルポ沖縄 国家の暴力』、共著『沖縄・基地白書』など。日隅一雄・情報流通促進賞、取材班代表として日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞、共同通信・石井暁との合同取材でむのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞などを受賞。沖縄への基地集中、ヘイトスピーチなど差別の問題を取材している

三浦英之[ミウラヒデユキ]
1974年、神奈川県生まれ。朝日新聞記者・ルポライター。『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』で開高健ノンフィクション賞、『日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか』(布施祐仁との共著)で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』で小学館ノンフィクション大賞を受賞。現在は岩手県一関市に駐在し、福島の原発被災地に通い続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ロビン

16
朝日新聞記者・ルポライターの三浦英之と、沖縄タイムス記者の阿部岳による、主として福島と沖縄を取材したリレーエッセイ。権力は、少し気を緩めると歴史改ざんや不都合な事実の隠蔽に走る。権力者の監視役としての闘うジャーナリズムの体現者である東京新聞の望月衣塑子記者、朝日新聞の南彰記者、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏なども登場し、気骨のある記者たちが繋がり共闘する姿が頼もしい。彼らが業界では「異端」とされることは問題だが、ジャーナリズムの使命に忠実であろうとする彼らを我々有権者が支持していかねばならないと思う。2022/04/01

りんりん

6
沖縄と福島は似ている。戦争で亡くなった人たちの骨がまだ残っている、その土が基地の埋め立てに使われようとしている沖縄。まだ見つかっていない津波で亡くなった人たち。その上に汚染物質の保管庫を作られようとしている福島。どれだけ踏みつけにすれば気が済むんじゃ。「アンダーコントロール」って何だよ。コロナ以降まったく口にされなくなったけれど「復興五輪」って何だよ。電車が通ったから復興したわけじゃないだろ。どんどんダメになっていくマスコミのなかで数少ないがんばっているジャーナリストが誰かわかる本でもある。2022/09/05

チェアー

6
ジャーナリズムは「市民に寄り添う」を掲げてきた。 しかし本当の姿は「市民を盾にして、その後ろに隠れる」ということだった。 言いたいことがあっても自分では言わず、取材者が選んだ「市民」に「リアルな声」として語らせる。 その方法は、取材者が都合のいい立場にいつでも移動できる。 そのからくりはもう見破られている。 これからは、「市民として生き、発言する」ことだ。 いろんな「私」を社会に投げ込んでいくだ。 2022/05/24

しおうり

1
嘘か誠か分からない様々な情報が簡単に手に入るこのご時世だからこそ、筆者達のようなジャーナリストは必要だし、期待もしたい。2023/02/13

yurari

1
一つのテーマをとことん掘り下げる、というより、福島と沖縄に関する複数のトピックをまとめた内容。期待したほどの深さはなかった。2022/08/01

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