出版社内容情報
現役医師の著者によるデビュー作。大学生になった涼子は飲食店のアルバイトや学校生活を謳歌していたがある日、不幸が襲う。不自由な生活を強いられる中で、その意識と身体の変容を執拗に描く表題作に加え、第7回林芙美子文学賞受賞作「塩の道」も併録。
内容説明
失われたA感覚を求めて。人工肛門によって生活が一変した女子大生の涼子。新たな穴と付き合いながら、飲食店でのバイトと大学生活を行き来するうち、同じ境遇の男との奇妙な穴の交流が始まっていく―。読者の内臓を刺激する、現役医師によるデビュー作。第7回林芙美子文学賞受賞作「塩の道」も同時収録。
著者等紹介
朝比奈秋[アサヒナアキ]
1981年京都府生まれ。2021年、「塩の道」で第七回林芙美子文学賞を受賞。『私の盲端』がデビュー作。現役の医師でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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