出版社内容情報
「住宅提供を打ち切られれば暮らしていけない」「なぜ避難者の数に私は数えられないのか」。甚大な被害を及ぼした福島第一原発事故--避難者たちは、国の政策に翻弄されながらこの10年をどう過ごしてきたのか、その実態に迫る。
内容説明
統計から消される原発避難者たち―この国の、失敗の本質を問う!
目次
第1章 消される避難者(いつの間にか消えた9割の避難者;郡山市の3・11;水道水が基準値超。「授乳のため飲むしか…」;月曜のたびにいなくなっていく家族;夫は福島に残り、妻と子は大阪へ避難 ほか)
第2章 少年は死を選んだ(「6日間、何も食べられてなくて」;待望の長男に名づけた「黎央」;突然の横揺れ、たわんで見えたオフィスのガラス;一帯ががれきの山、何艘も横たわっていた漁船;「陸の孤島」となった南相馬 ほか)
著者等紹介
青木美希[アオキミキ]
1997年、北海タイムス入社(休刊)。98年9月に北海道新聞入社。北海道警裏金問題(2003年11月から約1年の報道で警察が約9億6千万円を国と道に返還するに至った)を手がけ、取材班で菊池寛賞、新聞協会賞などを受賞。2010年9月、朝日新聞に入社。11年3月11日の東日本大震災翌日から現地に入って取材した。同紙の原発事故検証企画「プロメテウスの罠」に参加、また巨額の国家事業である除染がゼネコンなどに中抜きされ、手抜きが横行していた「手抜き除染」問題を張り込みでスクープ。両取材班とも新聞協会賞を受賞した。原発事故避難者の現状を描いた『地図から消される街』(講談社現代新書)は貧困ジャーナリズム大賞、日本医学ジャーナリスト協会賞特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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