寂聴 残された日々

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022517258
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「私の晩年を何よりよく識っているのは、この連載エッセイらしい」--瀬戸内寂聴「私の忘れてしまったことも、この連載エッセイの中には、すべて記録されている。言葉を変えれば、私の九十過ぎての遺言になっているのかもしれない」──災厄の記憶、文人たちの思い出から、若い世代へのエール、コロナ禍での新たな生活まで、まもなく百歳を迎える著者が、いよいよ託す人生の記録。 目次 女流作家の訪れ  続・女流作家の訪れ  防空壕 もう一人の男  春画展に行こう  高橋源一郎とSEALDs  罰か慈悲か  幻人横尾忠則さんの幻画展  明日はしれない今日の命を  老いていく被災者たちは  これからの乙武さん  若草プロジェクト立ち上げ 明日 善い、悪いの命  平和だからこそ阿波踊り  この世の地獄  バカは私  買えなかったランドセル  あの夜 作家の日記 流れる時 百まで生きてやろうか 天台寺晋山30周年記念 幸せは自分で探す ほおずき市から  最晩年の虹の輝き 山尾さん、孤独の出発に自信を 稲垣足穂の机 生きてやろう 2冊の書物の誕生について  朝日賞受賞騒ぎ  みんな先に逝く 寂庵の墓  花祭り 天才の秘書  大才を支えた大器 終の棲家 遺言 二百十日に始まる 老いのケジメ 法臘四十五 この世の命  「この道」と白秋の三人の妻  二月の鬱 まだ生きている  ショーケンとの再会  御大典  女流作家の夫たち ふるさとの夕暮れ 暑い夏  怖れるもの 長生きの余徳 二つの誕生日に 中村哲さんの死 思いだす人々 きさらぎは凶 角田源氏誕生 コロナ禍のさなか 白寿の春に 横田滋さんを悼む 書き通した「百年」

内容説明

忘れてしまったことも、すべて記録されている。九十過ぎての遺書になっているのかもしれない。生きる楽しみのすべてを犠牲にして、ひたすら書き通した百年ばかりの人世は、一応筋を通したことになろうか。朝日新聞連載の書籍化。

目次

女流作家の訪れ
続・女流作家の訪れ
防空壕
もう一人の男
春画展に行こう
高橋源一郎とSEALDs
罰か慈悲か
幻人横尾忠則さんの幻画展
明日はしれない今日の命を
老いていく被災者たちは〔ほか〕

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。小説家、僧侶(天台宗権大僧正)。東京女子大学卒業。57年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞し、作家生活に入る。73年に得度し、「晴美」から「寂聴」に改名、京都の嵯峨野に「曼荼羅山 寂庵」を開く。女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、泉鏡花文学賞など数多くの文学賞を受賞。2006年には、文化勲章を受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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クプクプ

64
源氏物語を現代語訳した話や京都の寂庵での話、1973年に出家した話、数々の有名人との交友関係の話が面白かったです。面白かったのは30才の寂聴さんの秘書の瀬尾まなほさんの話です。瀬尾まなほさんは寂聴さんの話をまとめたエッセイを書き、その本が売れて今、相当有名になっているそうです。私は存じ上げないので機会があったら読んでみたいと思います。瀬戸内寂聴さんに対してはこのエッセイ「寂聴 残された日々」より集英社文庫、田中慎弥「共喰い」の巻末で田中慎弥と対談した「書きつづけ、よみつがれるために」の方が面白かったです。2020/12/09

ゆずぽん

25
朝日新聞の連載を1冊にまとめたもの。古い思い出やコロナのことまでたくさんの思いが詰まったエッセイ。「私の忘れてしまったことも、この連載エッセイの中には、すべて記録されている。言葉を変えれば、私の九十過ぎての遺言になっているのかもしれない」という言葉はなんとも寂しく思えた。こんな時世だからこそ、寂聴さんの言葉が響くな。2020/12/07

nonpono

17
ペン一本で生きていた先生の最後のエッセイ集。「90過ぎての遺書」らしい。先生のエッセイから読書の幅が広がりました。「死の棘」を読みたくなるし、先生が書いた「ここ過ぎて」という北原白秋の3人の妻に興味が湧く。また作家を支える存在も面白く、田辺聖子先生の旦那さんのカモカのおっちゃんがよく、「田辺聖子は天才です!」と言っていた挿話は泣きそうになりました。また水俣で有名な石○礼道子氏を支えた渡辺京二氏の「カワイソウニと思えばこそ、庇ってあげたかったのでした」の言葉に愛以上の何かを感じ、こちらも読んでみたくなります2024/04/11

hiromura

13
朝日新聞連載のエッセイ6年分。明るい笑顔と元気そうな声の寂聴さんが、98歳で、さすがに弱ってらっしゃる。書きたいのと食欲があるのは何より。多くの出会いがあり、幸せな人生に見えるが、そのほとんどの人達が、今やあの世にいるのは寂しいこと。2020/12/10

ケレット

4
100歳近い著者の新作エッセイ。彩りに満ちたこれまでの人生の断片と現在の老いて生きる日々のつらさが語られている。多くの老人がそうであるように、何度も何度も同じ話を繰り返す。多くの老人がそうであるように、何度ももう死にたいと呟く。体も動かず、頭も働かなくなってきたと書いてあるが、それでもまだ現役で本を書き、若い作家の本を読み絶賛を惜しまないのには驚く。(年をとると若い作家の本はもう読めたものじゃないという作家は多いのだ)使い古された言葉だが、最後の文士という言葉がよく似合う。2021/06/15

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