出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】食べ物への探求心は健在! すき焼き、廃墟となる 馬を食べる人々 お餅は踊る クッキーの苦しみ 昆布茶の訴求力 あっていいのか「出し汁」カフェ ヨーグルトの正義 稲荷ずしに異変 三種合体麺て何? チーズケーキはエバらない ガンバレ! メンチカツ……。抱腹絶倒の東海林ワールド、最新の第38弾!
内容説明
全域お肉。びっしりお肉!コロモで囲まれ、油で揚げられ団結を深めた肉たちのミッシリ感!あのサイズには、意地と面子がかかっていた!
目次
すき焼き、廃墟となる
ボートに乗ったお魚
馬を食べる人々
几帳面な人とは
お餅は踊る
昆布のような人なりき
人間は転ぶ
豆腐だけで一食
「まいう」の表現力
ビーフジャーキー立ちはだかる〔ほか〕
著者等紹介
東海林さだお[ショウジサダオ]
1937年東京都生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学露文科中退。70年『タンマ君』『新漫画文学全集』で文藝春秋漫画賞、95年『ブタの丸かじり』で講談社エッセイ賞、97年菊池寛賞受賞。2000年紫綬褒章受章。01年『アサッテ君』で日本漫画家協会賞大賞受賞。11年旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
32
職場でランチの友です。読んでるとお腹減るし、笑えるし。なんだか消化がよくなる気もして。2016/04/03
よこたん
32
あ、丸かじりシリーズ続いてるんだ懐かしい、と手に取った。抜群の安定感。そこをこうきますかの食の切り口と、ちょうどいい位の脱力感にホッとしながら、細かいところで笑ってしまう。角砂糖の話がよかった。“カップの底に沈んだ角砂糖は、ほんの一瞬、原型を保ったあと、見る見るうちに崩壊していく。角が壊れ、直線が崩れる。と思ったあとが早い。覚悟の自壊というのだろうか。” そういえば、最近角砂糖を見かけない。むかしは出産の内祝で赤ちゃんの名前に文字を並べたものや、バラの花をかたどった淡い色付きのものなどもらっていたな。2016/03/25
keith
32
おなじみの東海林さんの食べ物エッセイ。独特の視点で楽しませてもらいました。今は見かけなくなったけど、現在どうしているのかという「あの人は今」に引っ掛けて、最近すっかり見かけなくなった角砂糖について語る「いとしの角砂糖」が面白かった。まだまだ続けていただきたいシリーズです。2016/01/11
アズル
29
やはり東海林さんは面白いです。今回も良かったです。東海林さん、すみません。私はかなり前から、餃子やサーモンのお刺身にはポン酢でした。読後、すぐにでもメンチカツが食べたくなりました。2015/12/13
なにょう
17
ブラジルでサッカーの世界杯やってた頃の連載。今はラグビーの世界杯やってるけどやっぱり盛り上がり方が違うよな。ラグビー日本代表はよく戦っているけど。★豆腐尽くしを食べに行った話、「まいう」の進化形の話、チーズケーキは地味で好ましい話、見栄えはともかくおいしいメンチカツの話。御馳走様でした。2019/10/14
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