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出版社内容情報
C0036【社会科学/社会】日本のメディアの「原発敗戦」を検証する大反響シリーズ第2弾。電力業界からメディアへの巨額広告費を検証した「マネー」編、原発訴訟に迫る司法編、「3・11後」編など。科学ジャーナリスト賞受賞の朝日新聞夕刊連載、集大成!
内容説明
大反響を呼んだ朝日新聞連載、ついに完結!2013年科学ジャーナリスト大賞受賞!
目次
第1章 対立のはざまで
第2章 安全神話の崩壊
第3章 司法の限界
第4章 青森・下北半島からの報告
第5章 福井・若狭湾からの報告
第6章 マネーの力
第7章 子どもを取り込め
第8章 3・11後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
14
新刊棚。2012年初出の新聞記事。日本人の性として、群れたがり無責任というのがある。原子力村、これから東京五輪で東京村の開発。村なのだ。規模ではなく、群れる集団としての。TVは視聴率が取れないために、脱原発のレポートは却下されたという(71-72頁)。日本人視聴者のタブー視の癖。まだ現実を直視できない。だから7年後最高責任者であるという保証はない人が無責任に安全を主張してしまったのだろう。詭弁には気を付けないと。下北半島もかなりヤバそうな印象。原発誘致に五輪誘致。誘致って何でしょうか? どこか似ているが。2013/09/10
はる坊
1
流し読み。福島第一原発事故からのメディアの対応、新聞社内でのいざこざが書かれている。この事故をきっかけに世論は一気に原発反対へと傾いたが、反対するだけで今後の展望を確実性を持って唱えれる人は非常に少ないように思える。また原発推進をする側も、経済的な面ばかりを強調しているような気がする。どちら側にしても共通の問題、例えば放射性廃棄物の処理をどうするかなどをまず話し合っていかないと駄目だと思う。そのことをもっとメディアは伝えないといけない。それこそメディアの役割であるだろう。2014/11/02
どさんこ
0
事故直後にメディア及び世論が脱原発に大きく傾き、その後、人の噂も75日のごとく、原発再稼働、原発技術の輸出等、手のひらを反すような動きをする政府。メディアは、それに対してどのような対応をしているのだろう。原発の話題が徐々に立ち消えになることは、自分の責任も含めて、とても情けない気がする。2016/01/14
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