出版社内容情報
過去の怪異が新たな怪異を呼ぶ?! 『新耳袋』の聖地で再び怪異と出遭う!99話全てが実体験の怪談シリーズ第9弾。現地を訪れて蒐集した背筋が寒くなる怪異の数々。新たな場所での怪異は勿論、『新耳袋』シリーズで取り上げたことで有名心霊スポットになった〈聖地〉での後日談も収録。
木原 浩勝[キハラ ヒロカツ]
きはら・ひろかつ 1960年生まれ。主な著作に「新耳袋」「隣之怪」「九十九怪談」の各シリーズがある。マンガ・ドラマCDの原作の他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける。
内容説明
「九十九の“得体のしれない気配”があなたの背後にも忍び寄って来ます…」最恐の実話怪談99本!
目次
続・山の牧場
続・京都の幽霊マンション
続・幽霊が見られる場所
靖國
続・Y霊園
続・シャンプー
続・あれとって
続・勇気(松江)
動画(松江)
松江の布団(松江)〔ほか〕
著者等紹介
木原浩勝[キハラヒロカツ]
怪異蒐集家。元スタジオジブリ制作デスク。マンガ・ドラマCDの原作、海外や日本各地で講演活動を行なう。怪談トークライブ、司会、ラジオのパーソナリティーの他、出版、ゲーム、公式携帯サイト「怪談百物語新耳袋」等のプロデュースを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鷺@みんさー
56
「続・山の牧場」はなかなかよかった。「続・京都幽霊マンション」はいまいち。「続・幽霊が見られる山」は切なさと怖さのバランスがいい感じ。姑の髪の毛ご飯の執念も怖いが、怖がるどころか憎しみで跳ね返す嫁も怖い。嫁姑問題は幽霊より怖いで…。妹への妬みを書いた紙をわんさか入れた箱。まがまがしくてゾッとする。白眉はやはりラストの「猫守り」。お猫さま尊い…✴2018/10/29
p.ntsk
44
99の実話怪談集。シリーズ2冊目。このシリーズはフィクションのホラー小説のようにいたずらに怖がらせようとせず伝聞した内容を淡々と綴っている感じなので怖いというより不思議な話だなという印象のものが多かった(もちろん怖いものもあるけど)。 2017/09/05
ラルル
31
今回も良かったです。他巻の後日談や、本書内での「その後」話も多く、なかなかに面白かったです。でも気づきました、八を飛ばして九を先に読んでしまった事を…2017/02/27
澤水月
29
狐狸系多めで楽しい(山怪人気の影響? 機を見るに敏)。山の牧場や幽霊マンションその後、とか小分けにした話多く話数を…とはいえ書き文の巧さは類書と比較できないレベル。昨今…特に今年出てる数々の怪談本の酷さ思い知ることになった。災害多い昨今「報告」胸に迫った。2016/05/31
しおつう
21
ここまでくれば最早コメントは無い。残すはあと1巻を読み切るだけ。この著者のことだから何かカラクリが仕掛けられているかもしれない。2023/01/08