内容説明
「代打、桧山!」甲子園の大歓声の中、何を考えて打席に向かうのか。弱小球団で四番打者としてチームを引っ張り、その後、レギュラーを外れ、再び四番で復活。そして新・代打の神様に…。阪神の暗黒時代を知る唯一の「男・桧山進次郎」が綴った本音。
目次
第1章 “1打席”にかける醍醐味(代打で学んだ自分を変える大切さ;「代打にリズムはない」発想の転換 ほか)
第2章 芽生えたプロとしての自覚(自分に合う指導者との出会い;自分のバッティングを見失ったとき ほか)
第3章 “四番”から“控え”という挫折の中で(「さあこれから」のときのスタメン落ち;再チャンスで3割達成の喜び ほか)
第4章 タイガースひと筋20年の人生(7人の監督から教わった本当のこと;“挫折”が現役生活を伸ばしてくれた ほか)
著者等紹介
桧山進次郎[ヒヤマシンジロウ]
1969年京都府生まれ。阪神タイガース選手。平安高校、東洋大学を経て、91年のドラフト4位で阪神タイガースに入団。以後、20年にわたり、“生き抜き”として活躍中。入団4年目の96年から一軍に定着。四番打者も務めるなど阪神タイガースの主力選手として活躍。その後、“控え”にまわるが、2001年四番打者として復活。10年目にして初の3割打者になる。03年と05年のリーグ優勝にも主力打者として貢献した。06年からは主に代打として打席に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
41
残念ながら技術的な内容は皆無だった。ただ桧山という選手が、人間的に優れた人だという事実かよくわかる。特に代打で成績を出す心の持ち様は少し新鮮だった。技術だけを教えるコーチでは無く、選手を精神的に支える事の出来る指導者になって野球界に戻ってきて欲しい。プロ野球選手として決して恵まれた体格では無いが、これだけの長い間現役を続けられてきた事に大きな意味があると思う。ここが今岡との違いで、彼にも選手を育てて欲しいと思う。技術内容は少し乏しい本でした。2017/02/21
Humbaba
6
代打というのは,非常に困難な仕事である.たった一度のチャンスで,成功しなければ次にチャンスがもらえるのは早くとも翌日,悪ければ数日にわたってチャンスすら無いということもある.だからこそ,後悔しないように十分な準備をすることが大切である.2012/02/28
田中
5
小さい頃からタイガースファンだった桧山。そのタイガースに彼が入団し二十年以上経ちました。入団当初は阪神が弱かった時代です。その後、優勝も味わうことができました。苦節の日々や感動の思いで等々選手生活を振り返る彼の語りは、とても謙虚でまわりの人たちに感謝の気持ちを述べています。特に野村監督との出会いは彼の野球観を一変します。今でも野村監督を恩師のように慕う桧山です。いずれ阪神の指導者になって欲しいとこの本を読んで強く感じました。タイガースファン必見の好著です。2013/06/02
虎ばやし
4
タイガース生え抜き最年長として、今まで大変な苦労をされてきたんだと感じた。まだまだ現役で頑張ってほしいです。2012/01/19
ナランハ
4
人間として尊敬できる人です。チームの精神的支柱としてまだまだ活躍して欲しい。サイン会行きます。2011/11/19