目次
第１部 総論（事件報道の根幹；ニュース判断の基本）
第２部 各論（取材、表現；刑事手続きに沿って；さまざまな事件・事故；その他の調査・捜査案件；事件報道と人権；司法改革に伴う新制度；調査報道；写真；見出し；事件報道と用語・表記；東日本大震災者の取材と報道）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蟹
3
朝日新聞のいわば編集ガイドライン。こういったものが公表されるのは、マスメディアに対する世間の目が厳しくなったせいもあるのだろう。「むすびに代えて」で書かれている、新聞報道が変化した経緯については貴重な証言であるように思う。1980年代の新聞の縮刷版を調べたことがあるが、その記事、特に社会面の書きぶりは、今と大きく異なることに驚いた。ここに濃厚に表れる「反権力意識」に違和感を持つ向きもあるだろうが、繰り返される冤罪事件も鑑みればその意義を一定は認めたい。2019/11/04
katata_h
1
朝日新聞記者のマニュアル。特に、報道時の書かれる側のプライバシー・肖像権への配慮の指針が多様なケースで書かれており、時代の変化に合わせた調整の努力の結果が文章化されている点がすばらしい。2015/03/29
