出版社内容情報
部活動問題を世に広く問い、一大議論を巻き起こしている著者が、数年間のエビデンス分析から部活動に潜む矛盾と社会構造を鋭く示す。部活動問題を世に広く問い、一大議論を巻き起こしている著者が、数年間のエビデンス分析から部活動に潜む矛盾と社会構造を鋭く示す。
内田 良[ウチダリョウ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。博士(教育学)。日本教育社会学会理事、日本子ども安全学会理事。スポーツ事故、組体操事故、転落事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式などの「学校リスク」について広く情報発信している。ヤフーオーサーアワード2015受賞。運営サイトに、「学校リスク研究所(http://www.dadala.net/)」「部活動リスク研究所(http://www.rirex.org/)」がある。また、最新情報をYahoo! ニュース「リスク・リポート(https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/)」で発信。著書に『教育という病』(光文社、2015)、『柔道事故』(河出書房新社、2013)、『「児童虐待」へのまなざし』(世界思想社、2009。日本教育社会学会奨励賞受賞)などがある。
内容説明
「自主的、自発的な参加」に基づく、教育課程外の制度である部活動。しかし、生徒の全員加入が強制され、土日も行うケースは珍しくない。教師も全員顧問制が敷かれ、サービス残業で従事する学校は多い。エビデンスで見る部活動のリアルとは?強制と過熱化から脱却するためには?部活動問題の第一人者、渾身の一冊!週に3日2時間!土日は禁止!「ゆとり部活動」のすすめ。
目次
第1章 「グレーゾーン」を見える化する
第2章 自主的だから過熱する―盛り上がり、そして降りられなくなる
第3章 自主的なのに強制される―矛盾に巻き込まれ、苦悩する
第4章 強いられる「全員顧問」の苦しみ
第5章 教員の働き方改革―無法地帯における長時間労働
第6章 素人が顧問
第7章 過剰な練習、事故、暴力―苦しむ生徒の姿
第8章 先生たちが立ち上がった!
第9章 未来展望図―「過熱」から「総量規制」へ
座談会 部活動のリアル
著者等紹介
内田良[ウチダリョウ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。日本教育社会学会理事、日本子ども安全学会理事。スポーツ事故、組み体操事故、転落事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式などの「学校リスク」について広く情報発信し、問題の火付け役としても貢献している。ヤフーオーサーアワード2015受賞。著書に『「児童虐待」へのまなざし』(世界思想社、2009。日本教育社会学会奨励賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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