内容説明
「草莽の志」で激動の時代を疾走した、中岡慎太郎の青春とは。
著者等紹介
福田善之[フクダヨシユキ]
劇作家・演出家。1931年、東京生れ。東大仏文科卒。新聞記者を経て、劇作家木下順二に師事。代表作『真田風雲録』は62年初演、63年に加藤泰監督で映画化された。93年に『壁の中の妖精』が紀伊國屋演劇賞、94年に『私の下町―母の写真』が読売文学賞・文化庁芸術祭演劇部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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京都と医療と人権の本棚
感想・レビュー
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のほほん@灯れ松明の火
16
すっごく骨太な人! 龍馬と一緒に暗殺されたことくらいの認識で読んだのですが。。。色んなところで活躍してて、びっくりです。 去年の大河ドラマの影響で ずっと上川隆也さんのイメージで読んでいました。2011/05/10
maito/まいと
5
坂本龍馬に隠れて?意外にも知られていない中岡慎太郎の軌跡を追う歴史小説。中岡の脱藩の理由や、久坂・高杉との友情など淡々としながらも熱い展開に、無我夢中で読み進めてしまった。小説ならではのフィクション要素はあるものの、資料を忠実に読み込んだ流れに説得力を感じる。何より、理論・思想よりまず心構えであり、行動であるという中岡のアクティブな動きが、非常に現実的で共感できる。下巻も期待☆2011/02/08
ゆずこまめ
4
一緒に暗殺されたせいか、龍馬の付属品のような気さえする中岡慎太郎。単品でもすごく生き生きしていておもしろい。久坂、高杉など幕末には欠かせないメンツも、青春してるなぁという感じ。若々しい幕末、いいと思います。2011/07/27