内容説明
若い心。それが生きて在ることの至福。孤高の作家が自らも求めてやまない“自立の若さ”を保つ秘訣を探る。
目次
母親の過剰な愛が、あなたの若さを殺す
勤め人という立場への依存が、あなたの若さを殺す
真の若さは、濃厚で危険な自由のなかにしか存在しない
目的を持たない者は、目的を持っている者に殺される
便利な消費生活が、あなたの若さを殺す
要は、生きるか、生きないか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
6
悩めるおっさんは読め。そんで我が身を「やっぱりなぁ、こんなことだろうと思ったよ」とうそぶくのです。ーーって本。2018/10/13
ももたろう
6
「自分自身しか頼るものはいない!」という言葉が、超強烈かつ過激に表現されている。健二の文章は本当に大好きだ。社会や国家や制度や会社や家族に依存するのではなく、自分自身を頼って生きる。これが前提にあれば、もちろん彼らの協力を得てもいい。人は一人では決して生きていけないから。弱肉強食の世界に生きる動物たちのように、いつ死ぬか分からないような状況でも自分自身を頼って生きることの価値を説く。真の若さは濃厚で危険な自由の中にしかない、めちゃくちゃかっこいい。2015/07/27
うえちょん
1
読み進めても読み進めても、常に私に悪徳商法の手口を連想させる文章だった。 「あなた本当にそれでいいんですか?そんなんだからあーだこーだで、そーなるんですよ。改めてお尋ねします。本当にそれでいいんですか?よくないでしょ。だから、私が言うようにこうしなさい!(これ買いなさい!)」みたいな。何買えばいいのかよくわかんないけど、洗脳されてなんか買わなくちゃいけない気分になった。(笑)若さを保つには自立しろという話だけど、ほとんどが世間への批判と愚痴と著者の自己肯定話という印象でなかなか読みづらかった。2021/02/21
leveil
1
押し付けがましくて、読んでいて辛かった。文章が熱すぎる。2016/02/12
FK
1
早い話が、私はこの世に馴染まないタイプなのでしょう。(P.184) 今、この時期にこの本を手にし、読んだことは偶然だろう。しかし、いくつかの偶然のあたかもとどめを刺すように、この本は私にグサッときた。そして(大袈裟かもしれないが)引退を決意した。つまり教師を辞めるということ。 2013/08/20