ラーメン屋の行列を横目にまぼろしの味を求めて歩く

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022506122
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

1980年代に「B級グルメ」の立ち上げに参加し一大ブームを起こした著者は、文化大革命時代の中国で本場の味を体験もし、その後フランスではミシュランの覆面調査員もつとめたという「世界を食べつくした男」。1990年代という味にとっても「失われた十年」を経て、世は美食ブームから遥か遠くへと移る。そんな今、あらためて問う「まぼろしの味」とは? お金では買えない本物の豊かさを呈示した珠玉のエッセイ。

内容説明

ジャンクな味とボキャブラリーの貧困がダメにしたこの国の食文化に、大人の舌と言葉であらためて問う…「ほんとうの豊かさ」とは何か。

目次

第1章 まぼろしの味とは何か(まぼろしの味の度合い;「男の料理」と「おふくろの味」 ほか)
第2章 限界点の味(職人の精神風土の味;鮨職人の極め方 ほか)
第3章 まぼろしの中国料理(岩塩の羊脂炒め;麻婆豆腐伝説 ほか)
第4章 まぼろしの味を求めて世界を歩く(ベニスの味;スパゲッティ ほか)

著者等紹介

勝見洋一[カツミヨウイチ]
1949年、成城大学卒業。文化大革命時に北京中央文物研究所に勤務。2000年、『中国料理の迷宮』(講談社現代新書刊、朝日文庫収録)でサントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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れいぽ

9
残念ながらこの著者の食べ物描写は苦手です。だって不味そうなんだもん^^; お店に対して上から目線ですし(汗 食べることへの愛が感じられない。(逆にいえば偏愛のようなものは感じる、かな)炭酸水は医療品だったとか所々「へぇ~」な部分もあるけど。何だかなぁ。。。眉間に皺を寄せて書いた文章という感じ。ふと思い出したのは渡辺満里奈ちゃんの「甘露なごほうび」。この本と違ってスコーンと気持ちよく読めたなぁ。きっと満里奈ちゃんは笑顔で執筆したんだろうなぁ。2010/11/12

ジュースの素

7
この人の本を読むとそれだけでお腹いっぱいになる。 食い意地の張った人である。笑 有名なレストランのスタッフとは顔見知りだし、各国に食べ物関連の知人がいて手助けしてくれる。 驚いたのは、上海蟹の生態で、彼もこれを知らずに暗黙の知識?で食べていた。現地の漁師に聞いてびっくり、こう言うこともあるんだね〜。2020/07/07

Tommy おぢさん

7
ふーむ!なかなか突っ込み所満載です。著者も書いているように、『味覚は記憶』は確かにその通り。昔、誰も見向きもしなかったり、一般人の口には入らなかった美味なものが、無くなったと嘆いている。ちょっとした自慢話の後に、最近は味がしなくなった、薄くなったと嘆くケースが多い。けれども、本当に合っているのかなぁ?人間は、色んな味を知り、舌が肥えるのでしょうが、味覚も、視覚や聴覚と同様に、歳とともに鈍るのではと疑っています。昔の銀座界隈の様子の描写は面白いけど、日頃の疑念が深まった作品。図書館の本。評価:☆☆☆★★2014/07/16

もまちそ

2
私もああいうラーメンは苦手です2010/02/03

ELW

1
東京でギンポの天麩羅を食べたい。なんでもないネタなのに美味しい寿司屋があることに共感。長生きはするもんですね。『鮨に生きる男たち』を読んでおいてよかった。2017/03/29

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