内容説明
オウムを封じ込めたのは破産手続きだった。
目次
二人の弁護士の来訪―私たちはオウム真理教の被害者債権者の代理人です
坂本弁護士一家殺害事件―思い出すたびに怒りで身が震える
解体前夜―山梨県上九一色村でサリン残留物が見つかる
オウム真理教とは―発足から十一年で信者一万四千人に
目黒公証役場事務長拉致事件―非道な拉致事件が一連の捜査の発端となった
爛熟の果て―化学兵器による無差別テロ、「地下鉄サリン事件」
教団施設、強制捜索―暴かれた教団の実態、凶悪事件の数々。そして、逮捕された教祖
宗教法人解散命令―教団解体が始まった
動き始めた破産法―教団の財政基盤を奪う「管財人による破産手続き」
東京弁護士会会長からの電話―「至急お目にかかりたい」〔ほか〕
著者等紹介
阿部三郎[アベサブロウ]
弁護士(東京弁護士会所属)、阿部法律事務所代表。1926年、宮城県女川町生まれ。1950年、中央大学法学部卒業。1951年、司法試験合格。1954年、弁護士登録、東京弁護士会入会。1984年、東京弁護士会会長。1992~93年度、日本弁護士連合会会長。1996年、オウム真理教破産管財人就任。1999~2005年、中央大学理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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