江戸しぐさ―暮らしうるおう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 165p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022503121
  • NDC分類 385.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

朝日新聞夕刊マリオンで好評連載の単行本化。当時世界最大の都市だった「江戸」。そこに集まるさまざまな人びとの軋轢やトラブルを未然に防ぐために考え出されたのが「江戸しぐさ」と呼ばれるものだ。「肩引き」「傘かしげ」「こぶし腰浮かせ」など、人間関係に悩む現代にこそ生かされるべき、さまざまなしぐさをイラストを交えてわかりやすく解説する。日常を気持ちよく生きるための生活の知恵が満載のエッセイ。

内容説明

今こそ役に立つ、江戸の心と感性。

目次

その1 言葉づかいから江戸しぐさ(今に通じる「都市」の知恵;「戸締め言葉」は野暮 ほか)
その2 人付き合いも江戸っ子の知恵(先入観防ぐ「三脱の教え」;「打てば響く」の心意気 ほか)
その3 「一期一会」が江戸の心(「一期一会」なごやかに;銭湯で学んだ公共マナー ほか)
その4 江戸っ子はジェントルマン(子供も参加、江戸の「講」;「草主人従」の思想 ほか)

著者等紹介

越川禮子[コシカワレイコ]
江戸しぐさ語りべの会主宰。(株)インテリジェンス・サービス取締役社主。1926年東京都生まれ。86年アメリカの老人問題をルポした『グレイパンサー』で潮賞ノンフィクション部門優秀賞受賞。その後、江戸しぐさの伝承者、芝三光氏に師事。江戸しぐさの語りべとして執筆・講演に精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朝倉大和

19
江戸しぐさの本を読んでいると、まだまだ学ばないといけないことがあると痛感します。日常生活のなかで無意識に江戸しぐさができるように、まだまだ学ばなければなりません。2012/03/05

あかんべ

8
スマホを見ながら人に突き当たるやからに読んでもらいたい。2016/11/14

ぼっこれあんにゃ

7
○相手に対する謙虚さや気遣いを見事に作法として結実させた江戸しぐさには、今の世の中でも見習うべき大切な作法が多い。会話の初めに「ご存知のように」と言った言葉で相手が自分より物知りだという前提で接したり、上の立場の人が相手に対してより丁寧に対応するなど、私も積極的に取り入れて行きたいと思う。2014/03/11

ハル

4
江戸しぐさは思いやりの姿。謙虚な態度と相手を引き立てる心掛けでみんなが気持ち良く暮らせる。ついつい自分本位になってしまう日常にちょっと意識して取り入れられたら素敵だ。江戸では上に立つ人が「人間は神仏の前では互角である」とか、老人の評価はどれだけ若者を笑わせ、引き立て、良きものを伝承したかで決まる、という考えをしたことに意外さと好感を抱いた。知識と経験豊富、けれどひけらかさず、人の話に耳を傾け、間違いは教え諭す。威厳は漂わせても威圧はしない。そんな姿勢があってこそ敬い大切にされる存在になるのだろう。2015/11/25

なつみ

4
マナー本や自己啓発とは少し違う、昔の人ならではの細やかな気遣いや心意気を学べる御本でありました。相手を思いやる気持ちや、人のためにと思う気持ちから来ている思草ばかりで大変素晴らしいです。「死んだら、ご免」は、かっこ良くて好きです。然し何ですか、淑女への道はまだまだでありますね。【図書館】2012/03/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/480730
  • ご注意事項

最近チェックした商品