ベラボーな生活―禅道場の「非常識」な日々

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022501929
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0095

内容説明

禅の厳しい修行をユーモラスに描く。禅の常識があなたの常識を揺さぶるエッセイ集。

目次

奇跡を導く「非常識」―はじめに
庭詰め
トイレが舐められるか?
挨拶の力
不公平な洗濯機
心頭滅却すれば
ウナギの成仏
金閣寺のカレー水
シイタケと灰神楽の教え
大根のヒゲ根の怨み〔ほか〕

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県三春町の臨済宗妙心寺派、福聚寺に生まれる。慶応義塾大学中国文学科卒。さまざまな仕事を経験した後、京都の天龍寺専門道場に入門。87年より福聚寺副住職。僧職の傍ら、“死の周辺での心の交流”を主題に執筆活動を行う。2001年「中陰の花」(文春文庫、05年)で第125回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ミナコ@灯れ松明の火

20
知られざる雲水さんたちの毎日。こんな生活を送っていらっしゃったのか!托鉢のお坊さまを見る目が変わりそう。物凄くストイックで、煩悩まみれの我が身にはとても辛そうな気がするけれど、感謝の言葉しかないことが素晴らしい。泥の中からでもまっすぐに茎を伸ばし花を咲かせる蓮の花を思い出した。玄侑さんの言葉は、そんな蓮の花のようだ!2011/10/30

りこりり

4
おもしろかったです!2024/04/23

ぽんぽこ

4
禅道場ってこんなに大変なんだ……と思いつつ読了。私のまったく知らない世界で驚きの連続でした。これは確かに俗世から見たら非常識だわ……。このキツイ生活の中で楽しみを見出す雲水さんたち。彼らを見習って私も生きていきたいです。ちなみに中身は食べ物多め。読んでいたら無性にうどんを食べたくなってきました。彼らにとってうどんは至上のご馳走なんですね。何気なくむしゃむしゃ食べてるうどんですが、私ももっも感謝を持って食べていこうと思います。2023/09/03

バーベナ

4
ユーモア溢れる一冊。禅道場への入門から笑わせていただきました。嘘のよううなホントの話。この伝統がいまだ続いていることが嬉しく思える。2011/02/02

湯飲み猫

3
知られざる禅寺の修行の日々、どれほど厳しいのかというと……。とにかく厳しい。冬でも裸足、一週間ほとんど眠らず座禅、背中を叩かれアザだらけ。でも、バケツ一杯のウドンの上にショートケーキが添えられたり、出された食事は残しちゃいけないのに出掛け先で鰻・寿司・すき焼きが山ほど出されたり、妙なところで楽し……いや、やっぱり辛そうです。ちゃんと修行してるんだなあ。聖俗自在なお坊さんの生活エッセイ。2012/08/16

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