出版社内容情報
およそ地球に住むどんな生物も同様の繁栄と衰退の過程をたどり
絶滅していく。人類もまた例外ではない。しかも人類は環境を破壊して、
みずからの寿命を縮めている。はたして私たちに残された時間はあと……?
世界最大の化石データベースをもとに、なかば定説化された巨大隕石による
恐竜絶滅説に疑義を投げかけて、欧米の科学界に激しい議論を引き起こした
話題の科学ノンフィクション。
内容説明
世界最大の化石記録データベースをもとに、諸科学の最新成果を加味して描き出された全生物共通の「繁栄と衰亡」の進化パターン。人類も恐竜と同じ運命をたどる。
目次
1 現在は過去の一部だ
2 大絶滅
3 カオスから誕生した系
4 恐竜の時代から現代まで
5 なぜ、それほど名前にこだわるのか?
6 現生人類が起こしている絶滅事変
7 人類と未来
著者等紹介
ボウルター,マイケル[ボウルター,マイケル][Boulter,Michael]
イースト・ロンドン大学古生物学教授。20年にわたり、古生物学国際機関の事務局長と編集長の役職を務めた。絶滅動植物に関する世界最大データベース『化石記録2』の分析チームを率いて、気候変動、植生の移動・変遷、進化、エコロジー、統計学といった多様な情報を基に、人類が直面する現在の状況を解きあかす研究を行っている。家族とともに北ロンドンに在住
佐々木信雄[ササキノブオ]
1934年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部英文科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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