出版社内容情報
覇権の拡大か民主主義国の使命か、グローバリズムの推進か国家主権の維持か――相容れない価値観のあいだで揺れ動く国際社会は今後どういう方向に動いていくのか?他の追随を許さない唯一の超大国アメリカは、EUは、中国は、そして日本はどんな選択をするべきなのか?現代最高の知性の一人が、大統領補佐官としての豊かな政治的経験と地政学の成果をもとに的確な現実的指針を提示した問題の書。
内容説明
アメリカは、世界は、日本は、どこへ向かっているのか?テロの脅威、米欧の対立、イスラム、「ならず者国家」、中国と日本…現代最高の戦略思想家が、混迷する国際情勢を鮮やかに分析、現実的指針を提言する。
目次
第1部 アメリカの覇権と世界の安全保障(国家安全保障上のジレンマ;新たに混乱状態におちいった世界の抱えるジレンマ―イスラム教徒が密集する“世界のバルカン”;同盟管理のジレンマ)
第2部 アメリカの覇権と公益(グローバリゼーションのジレンマ;覇権民主主義のジレンマ)
結論と要約―支配か統率か
著者等紹介
ブレジンスキー,ズビグニュー[ブレジンスキー,ズビグニュー][Brzenzinski,Zbigniew]
1928年、ポーランドのワルシャワ生まれ。10歳のときカナダへ移住。ハーヴァード大学で博士号取得。コロンビア大学教授、カーター政権の国家安全保障担当大統領補佐官を歴任。キッシンジャーと並び称される戦略思想家として、アメリカの外交政策に影響を与える立場にある
堀内一郎[ホリウチイチロウ]
1943年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。出版社勤務を経て、翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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