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内容説明
旅と温泉愛がぎゅっと詰まったコミックエッセイ。
目次
1湯目 貝掛温泉(新潟県)
2湯目 姥湯温泉(山形県)
3湯目 甲子温泉(福島県)
4湯目 杖立温泉(熊本県)
5湯目 弓ヶ浜温泉(熊本県)
6湯目 高峰温泉(長野県)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
64
温泉漫画。絵がとても細かくて丁寧。秘境の湯とのことで、全く知らない温泉ばかりだった。筆者はいろんな温泉を知っているなと驚きました。私もいつけ一人で温泉に行けるぐらいの度胸が出来たら行きたい。自分の中の時折現れる寂しい自分に会うっていう感覚に共感しました。2020/07/07
kum
41
40代最後の秘湯旅。自然豊かなお風呂や美味しいもの、すれ違う人との一期一会を楽しむ一方で、お湯に身を浸しながらぼんやりと、普段ひとりが楽しい自分の心の奥底に本当はさみしい私がいるのかいないのかなどと思いを巡らせたりもする。何がいい悪いではなく、選んだ選ばなかったでもなく、たくさん歩いてここまでやってきた。そんな自分を眺め、これからの変化を思う旅を一緒に味わった気分。2021/07/16
あたびー
36
作者が秘湯を訪れ堪能しながら中年から初老へと移行する自分と向き合い、寂しさを感じないのは何故かとか子供が嫌いなのは何故かとか結構哲学的に思いをめぐらせる。貝掛温泉以外泊まったことがなくて、ぜひ行ってみたいと思う温泉ばかりだった。高峰温泉は前を通ったことがある(素通りして池の平湿原へ行った)だけなので、今度はぜひ泊まってみたいな。そして、遠いから中々行けない九州。日本は地震が多くて大変な国だけど、「これで何とか勘弁してよ💦」と地球が温泉で支払ってくれているような気がする。2024/12/13
manamuse
33
まだ出版したばっかりなんだ…この人の感覚とか絵も好きかも。10歳差があるのが残念。どの秘湯も知ってるけど行ったのは3つ。こんな風に行った所の絵を描いて残せるっていいなぁ〜。2020/04/13
くさてる
30
題名通りのコミックエッセイ。情報量が多いけれどくどくなくて楽しい画と「49歳」がキーワードになる個人的な思いの部分が調和していて、とても良かった。温泉に興味がない私でもたくさん共感できたのは、著者のクールだけど冷たくない、女性が生きるということへの視点と、そこからの言葉が腑に落ちたから。素敵な一冊でした。2024/05/06