出版社内容情報
悩みを抱える人のためのちょっと変わったお菓子教室を始めた洋菓子店の白井とマダム佐渡谷。ところが、誰よりも元気だったマダムが恋人と別れて意気消沈。大好きなお菓子も食べず落ち込む彼女を励ますために、白井は「忘れるためのバスクチーズケーキ」を作るが。ショートケーキに、サブレに、フラン......。あなただけの人生のレシピあります。
内容説明
悩みを抱える人のためのちょっと変わったお菓子教室を始めた洋菓子店の白井とマダム佐渡谷。ところが、誰よりも元気だったマダムが恋人と別れて意気消沈。大好きなお菓子も食べず落ち込む彼女を励ますために、白井は「忘れるためのバスクチーズケーキ」を作るが。ショートケーキに、サブレに、フラン…。あなただけの人生のレシピあります。
著者等紹介
賀十つばさ[カトツバサ]
東京生まれ。文化学院卒業。番組構成、ドラマ脚本などを執筆。国産小麦を使った体に良い菓子や天然酵母パンのレシピを研究。デビュー作は『バニラな毎日』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
110
「バニラな毎日」が面白かったので続編が読めて嬉しい。初っ端からえぇっ!という展開でびっくり。ググッと引き込まれた。でもそれがここまで尾を引くとは。「どん底に落ちたからこそ、見えたことなのだ」白井さんの今後を見たい。お菓子の描写も素敵だし、さらに続編希望です!2023/09/02
よこたん
38
“なら、理論や義理や心配は一度よこにおいといて、素直に自分がどうしたいかを心に聞いて下さい。頭でなく心に” 決断しなくちゃならないことが次々と起こって、もう想像しただけでパニックになりそう。お店の真ん前の道路の陥没事故って、タイムリー過ぎてちょっときついよ。ケーキを食べることは心の栄養であるが、作ること(手と頭を働かせること)も、人と関わることも、また活力となるのだ。チョコとオレンジとフレーズのシューが入り混じったクロカンブッシュがとても美味しそうだった。一番食べたいのは、断然レモンメレンゲパイ! 2025/03/03
たるき( ´ ▽ ` )ノ
37
まさかの事態に唖然とし、それを処理しきれないうちに次のハプニングが起こり・・・ハラハラさせられっぱなしの第2巻。勢いに乗り、あっという間に読了。甘いものは世界を救う!!2024/06/12
煮豆
34
踏んだり蹴ったりすぎるシリーズ第二弾。パティシエの白井さんに降りかかる災難が凄まじくどうなるの?と一気に読んでしまった。ドタバタコメディで面白い!佐渡谷さんは相変わらずだけどしおらしくなっていると心配になる…。今回はレシピがたくさんついていてうれしい😆理屈じゃないフランパティシエは作りたいけど20センチ型は持ってない。そんな大きいのを作る機会ってなくない?18センチで作って余った分は小さいタルトにしようかな🥧タルト生地を先に焼かないのはやったことないなぁ。今回の終わり方は続きが気になるので、続編希望!2023/12/26
mayu
28
洋菓子店シリーズ2作目。美味しそうなケーキの描写に画像検索して、あれもこれも食べたくなる。ただ主人公の白井さんのカウンセリングを受けている人達に対する私はそちら側ではないという思いが言葉の節々に出ている所や、恩人の佐渡谷さんの事を面倒くさいと言ったりする所が苦手。自分自身も傷ついた事でその思いに変化が訪れて変わっていく部分を描きたかったんだろうなとは思うけど、優しい人があんなに周りにいるのになぁ。ドライな感じの白井さんは苦難を乗り越えて変化したとはいえ、苦手感は拭えず。2023/08/21