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出版社内容情報
時代は昭和初期。生者を描けばその魂を絵に閉じ込め、死者を描けばよみがえらせるという噂の絵師・菅沼英二郎。今回は「?の絵師」の偽者が現れた。絵を見てそれを見抜いた画学生は、本物の?の絵師に会いに行くのだが……。読み切り5作品を収録。
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工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
39
昔のレビューを読み返したら悟り切ったようなレビューで面白くなかった。感性の鈍い婆も歳を喰ったらそれなりの味を出さねば(笑)。この巻ではそろそろ戦争に向かっているのではないかと想わせる「ほういちの恋」。彼は戦争に行って凍傷になり👂と指を無くしました。現世界でも同じような雰囲気が漂う。災害の後始末も出来ないうちに・・ほんと人って懲りないよねぇ。せっかくのいいコミックなのに愚痴ってしもうた(^^; 年寄の出番は無いのに老いた鼠を若返らせたやなんてニュース(◞‸◟)。喜ぶのは老害政治家だけやわ2022/12/25
はつばあば
39
猪川朱美さんってどんな方なのだろう。この感想を書く前に他にもどんなのが・・と検索してみれば、私の好きな晴明を題にしたのが。女性作家さんだとは思いますが・・大胆にして繊細。いいものを描かれています。これも何度も読み返すでしょう。京の和菓子に例えるなら何にしようか悩み中。周山の酒ケーキなど如何でしょう2016/08/18
ネムコ
29
ゆっくり一話づつ愉しみました。天女の刺青のお話がよかった。作者の方は油絵をやっておられたのですね。小説なら文字だけだけど、コミックはちゃんと絵を描かなきゃならないんですものね。猪川さんの絵、好きです♪2016/06/11
瀧ながれ
27
人と会って、その人の思い出話を聞きながら絵を描いて、ときどき懐かしい人を思い出して、ヌエの絵師・菅沼英二郎も、少しずつ前進しているのだなあと、思いました。画塾に通う青年が、自ら亡き祖父を描くことで壁を越える、「みにくいアヒルの子」の巻が好きです。その祖父の絵が、またすばらしい出来なんだ、明るくて力強くて。菅沼の清らかなタッチは文句なくうつくしいですけど、こっちもいいな。笑いながら泣ける。菅沼さんの作品だと、駅に立つ少年が染みました。章ごとに付いているおまけまんがも、相変わらず絶好調におもしろかったです。2016/06/24
うにすけ
16
お話に深みが増してる気がする~面白かったです。「ほういちの恋」は、あのお話のか!と思ったらうるうるしてしまいました。「みにくいアヒルの子」…このこはまた登場するのかな?して欲しいな~。 2016/06/19




