内容説明
幾多の困難を乗り越えてきた創業一四〇〇年の日本最古の企業。松前屋、塩瀬総本家、野田岩、皆美館…それぞれの老舗の伝統とこだわり。守る当主あり、攻める当主あり―伝統を継承する勇気、革新する勇気。「ただでは継げない」「ただでは継がせない」当主と若旦那のせめぎあい。家訓はどのように生まれ、どのように受け継がれていくのか。
目次
第1章 創業一四〇〇年を越えて、金剛組―幾多の困難を乗り越えてきた老舗企業の人づくりの妙(日本最古の企業、その訓の真髄を求めて;山背大兄王事件を乗り越えて ほか)
第2章 職人としての修業と老舗の主としての修業と―職人国家ニッポンの“こだわり”の構図をさぐる(守る当主あり、攻める当主あり;欲があるうちは修行中の身、「家事専一に力以上の無理は慎め」 ほか)
第3章 継ぐ者たちの勇気と覚悟、そして試練―「ただでは継がせない」、「ただでは継げない」当主と若旦那のせめぎあい(「だから、お前は農大の醸造科に行け!」といわれた銘酒の当主;一〇年経つと、「本当にわからないということが、わかる」 ほか)
第4章 暖簾の内側での、体が覚える訓・心に刻みつける訓―“精進とわざ”へのこだわりが家訓に(“家訓”が誕生する光景とは;“家訓”が誕生するとき ほか)
終章 暖簾を継承する老舗の知恵、いくつか(継ぐ者に課せられた修業の厳しさが、いずれ感謝に;それぞれの一子相伝。その門外不出、秘伝のわざ ほか)
著者等紹介
鮫島敦[サメジマアツシ]
老舗ジャーナリスト。1961年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。出版社勤務後、著述業、またセミナーの講師として活躍。出版プロデュース会社「アトミック」代表
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