出版社内容情報
一九九一年、ソ連からの独立を宣言したウクライナは国の命運をかけて、未知の市場経済へと手探りで漕ぎ出した。自国通貨創造の現場に身を置いた日本人エコノミストによる、ゼロからの国づくりの記録。二〇一四年マイダン革命、二〇二二年ウクライナ戦争への追記「誰にウクライナが救えるか(正・続)」を併せ収録。(解説=佐藤優)
内容説明
一九九一年、ウクライナはソ連からの独立を宣言し、市場経済という未知の世界へと漕ぎ出した。九二年五月から半年間、独自通貨創造に苦闘する現場に身を置いたエコノミストによる、ゼロからの国づくりの記録。勃興するナショナリズム、東西分裂の不安など、現在に続く問題の火種はすでに撒かれていた―。二〇一四年マイダン革命、二二年ウクライナ戦争への追記「誰にウクライナが救えるか(正・続)」を収録。
目次
序章 ウクライナとの出会い
第1章 国民経済創造へ―ゼロからの国づくり
第2章 金融のない世界
第3章 激しいインフレ下の生活風景
第4章 東へ西へ ウクライナ地方周遊
第5章 経済の安定化を目指して―ウクライナの悩みと楽観
第6章 国民通貨確立への道
第7章 石油は穀物より強し
終章 ドンバスの変心とガリツィアの不安
著者等紹介
西谷公明[ニシタニトモアキ]
1953年生まれ。エコノミスト。早稲田大学大学院経済学研究科修了(国際経済論修士)。87年株式会社長銀総合研究所入社。92年ウクライナ最高会議経済改革管理委員会メンバー、96年在ウクライナ日本国大使館専門調査員。99年トヨタ自動車株式会社入社。2004~09年ロシアトヨタ社長を務めた後、欧州本部BRロシア室長などを歴任。12年より株式会社国際経済研究所取締役、理事。2018年7月に合同会社N&Rアソシエイツを設立し代表に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
Francis
ふぁきべ
takao
sa10b52