出版社内容情報
昭和14年1月,ラジオで双葉山と安藝ノ海の歴史的な大一番を実況放送した和田信賢.彼はNHKの伝説的アナウンサーだったが,27年ヘルシンキ五輪の放送後,パリで客死した.一瞬の燃焼に賭けた名アナの傑作評伝.
内容説明
「双葉七十連勝ならず!」。昭和十四年一月十五日、NHKラジオで双葉山と安芸ノ海の歴史的な大一番を実況放送していたのは、和田信賢。彼は自分の仕事を「瞬間芸術」とよび、常に放送仲間の話題の中心だったが、二十七年ヘルシンキ・オリンピックの放送を終え帰国の途上、パリで客死した。著者あこがれの伝説的アナウンサーに捧げられた傑作評伝。
目次
昭和十四年一月十五日―両国国技館
明治四十五年六月十九日―神田
大正十五年五月十四日―小石川
昭和九年一月十三日―慈恵医大
昭和九年五月一日―愛宕山
昭和十一年七月一日―戸塚球場
昭和十四年四月一日―内幸町
昭和十六年十二月二十一日―九段
昭和十九年五月十八日―北千島
昭和二十年八月十五日―第八スタジオ
昭和二十年九月七日―山形
昭和二十一年十一月十九日―メモリアルホール
昭和二十七年六月二十八日―大岡山
昭和二十七年七月二日―羽田
昭和二十七年七月十九日―ヘルシンキ
昭和二十七年八月十四日―パリ
著者等紹介
山川静夫[ヤマカワシズオ]
1933年静岡市に生まれる。56年国学院大学文学部卒業、NHKにアナウンサーとして入局。「紅白歌合戦」「ウルトラアイ」などの司会を務める。94年よりフリー。著書は『名手名言』(日本エッセイストクラブ賞受賞、文春文庫)など多数
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