内容説明
多様な領域を横断し、「他者」とともに考える、フィールド哲学への誘い。菅原和孝×池澤夏樹、菅原和孝×鷲田清一対談収録。
目次
フィールド哲学とは何か―思考するために適した場所で考えること
現成する場所、立ち現われる身体―掛け合い歌における身体の二重性
創発されるコミュニケーション―手話サークルにおける対面コミュニケーションの分析から
縛りからシバリへ―もうひとつのクールジャパン
『密閉都市のトリニティ』の祈り―シンメトリーの希望に向けて
時空を超えて暮らしを包む住居―モンゴル・ゲルのフレキシビリティー
フィールドワークの終わり、フィールド哲学のはじまり―身体の根源的受動性と変容可能性から
普遍主義と相対主義を「跨ぐ」―G・ベイトソンと菅原和孝、あるいは科学のトリックスターとしての文化人類学者
神霊の“秘匿‐獣化”とプレートの“召喚”―不可視の存在者たちの実在化の技法をめぐって
“猿=人”という問い
鏡なき社会の対他存在論
対談「フィールド哲学と臨床哲学」
著者等紹介
佐藤知久[サトウトモヒサ]
1967年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。京都文教大学総合社会学部准教授。専門は文化人類学
比嘉夏子[ヒガナツコ]
1979年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程満期退学。博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員(PD)/国立民族学博物館外来研究員。専門は人類学
梶丸岳[カジマルガク]
1980年生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター非常勤講師。専門は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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