出版社内容情報
近代大阪の発展は朝鮮からの労働者ぬきには考えられない。暮しの中で朝鮮人と出会った日本人の外国人認識はどのように形成されてきたのだろうか――大阪における朝鮮人の歴史を辿りながら、より普遍的、より世界的な問いへの接近を試みた「地域からの世界史」。その後の研究に大きな影響を与えた著作の待望の文庫化。
内容説明
近代大阪の発展は朝鮮からの労働者ぬきには考えられない。暮しの中で朝鮮人と出会った日本人の外国人認識はどのように形成されてきたのだろうか―大阪における朝鮮人の歴史を辿りながら、より普遍的、より世界的な問いへの接近を試みた「地域からの世界史」。その後の研究に大きな影響を与えた著作の待望の文庫化。
目次
序章 大阪・今里からの世界史
第1章 春玉たちの大阪―在阪朝鮮人史の特徴
第2章 済州島から猪飼野へ―在阪朝鮮人の渡航過程
第3章 「君が代丸」考―大阪済州島航路の開設と展開
第4章 ゴム工場の街・猪飼野―在阪朝鮮人の定着過程
第5章 「同化」のまなざし―朝鮮人をめぐる近代都市大阪の言説空間
終章 大阪・今里からの世界史再論―むすびにかえて
補章 あらためて大阪の場から考える―在日朝鮮人の歴史的形成・展開と日本の社会意識
著者等紹介
杉原達[スギハラトオル]
1953年生まれ。京都大学経済学部卒、大阪市立大学大学院修士課程・関西大学大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授。文化交流史、ドイツ近現代史、日本・アジア関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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