岩波現代文庫<br> 明治維新

岩波現代文庫
明治維新

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 361,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006000325
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0121

出版社内容情報

明治維新は現代の日本をつくった.天保改革から,廃藩置県,西南戦争に及ぶ絶対主義天皇制確立期の激動の政治過程を体系的に叙述し,戦後歴史学の出発点となった本書は,近代史研究の最初に繙くべき第1級の古典である.

内容説明

明治維新は現代日本の出発点である。本書は、天保一二(一八四一)年にはじまる天保改革から、廃藩置県を経て、明治一〇(一八七七)年の西南戦争に及ぶ絶対主義確立の激動の政治過程を体系的に叙述し、戦後歴史学の出発点となった。日本近代史研究の最初に繙くべき第一級の古典である。

目次

序論(明治維新史の学問的確立の条件;資本主義論争の意義)
第1章 天保期の意義(問題の所在;幕府の改革;諸蕃の蕃政改革)
第2章 尊王攘夷運動の展開(外圧の性格;尊王攘夷論の思想的性格;政争の進展)
第3章 幕府の倒壊(尊王攘夷運動の挫折・転回;倒幕派の生長;国際勢力と国内勢力との結合;下からの革命と上からの改革;大政奉還・王政復古)
第4章 天皇制統一政権の成立(五箇条の誓文・政体書;版籍奉還・廃藩置県;地租改正・徴兵令;学制頒布・文明開化・殖産興業)
第5章 明治維新の終幕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エンジュ

0
50年前の大学での幕末史の教科書とのこと。幕末好きが高じて興味本位で読んでみた。簡潔な本文に対し詳しい注釈が各章末に載っていて、必要に応じて読んでいくことができた。専門で勉強している方はここから新しい研究へさらに進んでいくのだろうが、趣味で読んでいる人間としては中身の良しあし関係なくとても面白く、読んで楽しい本だった。たまに取り出して読む愛読書の一冊。2013/04/23

dahatake

0
良書。 1951年刊の内容とは思えない鋭さで、明治維新を捉えてる。 幕末の変化がどう加速したのか?どうして短期間で封建社会から民主主義「的」な体制への移行が出来たのか?などが見えてくる。 新たな議論が。 それは中国と比較してなぜ日本は植民地にならなかったのか? 当時の欧米は不平等条約による貿易からの儲けだけで良かったのか?下関戦争時のイギリスの判断をもう少し知りたい。 また地租改正・版籍奉還・廃藩置県がそんなにスムーズにいったのか?いかに藩が疲弊してたとはいえ。 そんな次の疑問に気づかせてくれる。2022/02/20

sansirou

0
学術論文的な感じの歴史書ですね。硬派な感じがいいです。2020/05/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/59634
  • ご注意事項