岩波ジュニア新書<br> 食べものから学ぶ現代社会―私たちを動かす資本主義のカラクリ

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岩波ジュニア新書
食べものから学ぶ現代社会―私たちを動かす資本主義のカラクリ

  • 平賀 緑【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005009800
  • NDC分類 K332
  • Cコード C0233

出版社内容情報

豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからかもしれない。古い呪文に囚われず、食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解いてみよう。私たちを動かす資本主義のカラクリが見えたら、地に足をつけた力強い一歩を踏み出せるだろうから。

内容説明

豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからではないだろうか。新たな目で、食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解いてみよう。私たちを動かす資本主義のカラクリが見えたら、地に足をつけた力強い一歩を踏み出せるだろうから。

目次

序章 資本主義経済のロジックを考える―セオリーとリアルのズレ
1章 小麦を「主食」にした政治経済の歴史
2章 現代社会のグローバル化―「比較優位」とは思えないモノカネの動き
3章 現代社会の巨大企業―「完全競争市場」なんてどこに?
4章 現代社会の「金融化」―「潤滑油」というよりギャンブラー
5章 現代社会の技術革新とデジタル化―イノベーションで世界を救う?

著者等紹介

平賀緑[ヒラガミドリ]
京都橘大学経済学部准教授。立命館大学BKC社系研究機構客員協力研究員。広島出身。1994年に国際基督教大学卒業後、香港中文大学へ留学。新聞社、金融機関、有機農業関連企業などに勤めながら、1997年からは手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」共同代表として、食・環境・開発問題に取り組む市民活動を企画運営した。2011年に大学院へ移り、ロンドン市立大学修士(食料栄養政策)、京都大学博士(経済学)を取得。植物油を中心に食と資本主義の関係を研究している。国際社会学会農業食料社会学部会(ISA RC40)東アジア地域代表理事。AMネット、使い捨て時代を考える会、環境市民、西日本アグロエコロジー協会、ミュニシパリズム京都などの市民活動にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

breguet4194q

105
文体だけはジュニア向けですが、内容の量と濃さは普通の新書レベルだと思います。ジュニア新書だからと言って馬鹿にしてた訳ではないが、その世代に著者の知りうる全てを伝えたいと言う、熱意を感じます。食に限定して主張を展開しているので、自分の生活とどう関係しているのかわかりやすいです。しかも、知らず知らずの内に、自分の行動がどう経済に(どちらかと言うと)悪い影響を与えているか、警鐘まで鳴らしています。ジュニア世代でなくても、読むべき一冊だと思います。2024/02/10

nnnともろー

7
ジュニア新書だからこそ?ストレートな内容。資本主義・グローバリズムへの懐疑・批判。主体的に生きることの大切さ。2024/02/03

カッパ

4
分かりやすく面白かったです。経済はやっぱり難しい、コントロールできるものでもない、人々の不安が経済を回しているように思える。2024/03/10

のら

3
前著『食べものから学ぶ世界史』の続編とも言うべき1冊。経済学の教科書に必ず書かれている「需要と供給」、「比較優位」などの概念が現実社会ではいかに歪められているかを食べ物の視点から概観。人の生存に不可欠な食や農が大企業による寡占状態となり、さらには金融商品化されている実態に驚く。現代社会の現状を知ることができる反面、じゃあどうするかについての部分はごくあっさり。それについては近いうちに前著、本著に続く3冊目としてまとめる予定とのこと。楽しみに待ちたいです。2024/04/18

cava

2
現代において、「誰が資本家なのか?」。答えは「私たち」。今や多くの人が機関投資家を通じて投資しているため、間接的な資本家といえる。これは直感的ではないが事実、日本人なら多くがGPIF等を介して、その運用収益を年金としてもらう構造になっている。そのほか、市場は完全競争なのか?といった話も、実際は、少数の企業により支配されている。これは不都合な真実なのだが、これもまた有耶無耶にされているので是正されるべきといった指摘は、たしかにその通りだなと思った。前作も読もうと思う。2024/03/15

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