出版社内容情報
豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからかもしれない。古い呪文に囚われず、食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解いてみよう。私たちを動かす資本主義のカラクリが見えたら、地に足をつけた力強い一歩を踏み出せるだろうから。
内容説明
豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからではないだろうか。新たな目で、食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解いてみよう。私たちを動かす資本主義のカラクリが見えたら、地に足をつけた力強い一歩を踏み出せるだろうから。
目次
序章 資本主義経済のロジックを考える―セオリーとリアルのズレ
1章 小麦を「主食」にした政治経済の歴史
2章 現代社会のグローバル化―「比較優位」とは思えないモノカネの動き
3章 現代社会の巨大企業―「完全競争市場」なんてどこに?
4章 現代社会の「金融化」―「潤滑油」というよりギャンブラー
5章 現代社会の技術革新とデジタル化―イノベーションで世界を救う?
著者等紹介
平賀緑[ヒラガミドリ]
京都橘大学経済学部准教授。立命館大学BKC社系研究機構客員協力研究員。広島出身。1994年に国際基督教大学卒業後、香港中文大学へ留学。新聞社、金融機関、有機農業関連企業などに勤めながら、1997年からは手づくり企画「ジャーニー・トゥ・フォーエバー」共同代表として、食・環境・開発問題に取り組む市民活動を企画運営した。2011年に大学院へ移り、ロンドン市立大学修士(食料栄養政策)、京都大学博士(経済学)を取得。植物油を中心に食と資本主義の関係を研究している。国際社会学会農業食料社会学部会(ISA RC40)東アジア地域代表理事。AMネット、使い捨て時代を考える会、環境市民、西日本アグロエコロジー協会、ミュニシパリズム京都などの市民活動にも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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breguet4194q
西澤 隆
おさと
oooともろー
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