出版社内容情報
40億年に及ぶとされる、地球における生命の歴史。共通の祖先から進化した生きものたちは、多様でありながら共通点もあわせ持っています。その歴史をひもとき、私たちの来た道と、これから行く道を、探ってみましょう。
内容説明
40億年に及ぶとされる、地球における生命の歴史。共通の祖先から進化した生きものたちは、多様でありながら共通点もあわせ持っています。いのちとは何か?いのちはどのようにして生まれたのか?どのように考えられてきたのか?その歴史をひもときながら、私たちの来た道と、これから行く道を、探ってみましょう。
目次
序章 「いのち」はつながっている
第1章 「いのち」とは?
第2章 みんな違って、みんな同じ―生きものの多様性と普遍性
第3章 いのちの旅、七つのビッグ・イベント
第4章 化石とDNAが語るヒトの旅
第5章 ヒトの旅の現在
第6章 旅の、これから
著者等紹介
伊藤明夫[イトウアキオ]
1939年長野県生まれ。大阪大学大学院理学研究科博士課程修了。九州大学理学部教授、放送大学客員教授、北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)館長を経て、九州大学名誉教授。専門は生化学、細胞生化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
32
40億年、いのちの旅。伊藤明夫先生の著書。これまで地球上の生物たちがつなげてきたいのちの旅を理解すれば、地球環境問題や動植物の命の大切さに対する理解も変わってくるはずです。2018/11/04
Micky
5
岩波ジュニア文庫。だからって侮ってはいけません。40億年、連綿と続く命の連鎖。 遺伝子、DNA,二重螺旋と内容は簡単ではないのですがわかりやすい文章で説明してくれています。 宇宙から飛来した細菌が生命の誕生に寄与したという説。昔、象はどこの星から来たとか話をしていたことがありますが、初めて地球外生命体起源説を文章で見まして納得しております。まあ、可能性はゼロに近いとは思いますが夢としておいておきます。2018/12/09
コウみん
1
生物学と遺伝学を分かりやすく説明している。2023/06/20
zatugei
1
これがジュニア新書! かなり難しい。地球の誕生したのが46億年前。そこにいのちの粒が誕生するのが40億円前。その命が、なんらかの形でつながって、現在の私たちになってるという、壮大な話。人類だけでも猿人、原人、旧人、新人と断絶しつつ継続するというかなりの矛盾をはらんでいることなどなど、かなり難しい。結局、いのちとは何なのか、疑問だらけなのだ。2022/10/18
ゆっくり好きの人
0
ヒトによる環境破壊や遺伝子操作などの問題は、進化で獲得した脳による行動なのだから、それも進化の過程の一部で自然なことだ。そんな考えもあるんだなとちょっと考えさせられました。2018/09/22
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