岩波ジュニア新書<br> 女も男も生きやすい国、スウェーデン

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岩波ジュニア新書
女も男も生きやすい国、スウェーデン

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005008469
  • NDC分類 K367
  • Cコード C0236

出版社内容情報

男女平等政策を、日々更新中のスウェーデン。その取り組を具体的に紹介する。そこには日本の目指すべき未来がある。

内容説明

女性の議員や大臣も多く、父親の育休取得も当たり前の国、スウェーデン。男女平等政策の推進は、ここ30年で大きく進み、今も日々更新中だ。保育園や学校、企業や社会での取り組みをくわしく報告する。10代や子育て世代へのインタビューからもその成果が見えてくる。目指すべき未来への示唆にあふれている。

目次

第1章 男女平等って何だろう―スウェーデンの日常から(スウェーデン人と男女平等;サンドラさんの場合―給与差以外は不平等を感じていない;エメリーさんの場合―男女不平等は自分の心の中に。保育所からの指導がカギになる ほか)
第2章 平等の国の作り方(男女平等へ進むきっかけ―労働者が足りない!から始まった;育児休暇制度が整っているから働き続けられる;なぜ働き方が重要なのか? ほか)
第3章 スウェーデン、そして日本のこれから(日本にあるスウェーデン企業が示す道;ベビービョルン社の場合―育児休暇は仕事のための貴重な経験;イケアの場合―同一労働同一賃金、企業内保育所などを実現 ほか)

著者等紹介

三瓶恵子[サンペイケイコ]
1952年、中華人民共和国ハルビン生まれ(満州引揚者として生後9カ月で日本に戻る)。お茶の水女子大学人間文化研究科在学中にスウェーデン政府奨学金を得てウプサラ大学留学。その後留学中に知り合ったスウェーデン人との結婚のために1981年に再度スウェーデンへ渡り、以来スウェーデン在住。現在はビジネス・コンサルタントおよび文筆業従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

66
スウェーデンも、結構大変(日本よりは何億倍もマシですが)な道を歩んで来たが、もう日本などとは比べ物にならない位、男女平等が徹底している。女の子はこうあるべきがない。男性でも堂々と育児休暇を取り、きちんと育児をする。スウェーデンの国民が本当の意味での幸せを掴んでいると思う。日本は最早先進国とは言えない。何故少子化なのか、政府や政治家は全く理解していない。この本を読んで反省、、、はしないだろうな、政治家は。2021/12/22

hk

13
アイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマークといったスカンジナビア半島周辺の北欧諸国は社会福祉の手厚い国として宣伝されることが多い。だが「男女平等」という取り組みでも草分け的存在である。本書ではこの中からスウェーデンにフォーカスして、「男女平等」がいつからどのようにどの程度なされているのかなどを主にインタビュー形式で紹介していく。………女性管理職割合が50%近辺云々いかにも人為的に作られた社会が記録されている。この不自然さのツケはどこに回るのだろうか?移民排斥との関係などが気になる……2017/03/11

ブルーツ・リー

6
自称リベラル派の自分としては、基本的に賛同できる事が書かれていた。女性の社会進出は進めるべきだし、より働きやすく、子育てもしやすい国を、日本も目指すべきだと思う。 一方で、男女差別だからと言って、幼稚園児の男の子が三輪車で遊び、女の子がおままごとをする事も、これも性役割の差別に繋がる、とまで行くと、「?」という面も。 小さな子供が自由に遊んで差が出るのであれば、それは差別ではなくて、純粋に、生物として、人間はそういう風にできているだけなのでは? と言うだけで保守だと言われかねない風潮。恐ろしいものである。2021/11/08

どら猫さとっち

6
スウェーデンをはじめ、北欧の国々は世界で住みやすい国のベストテン上位にランクインしている。本書は、スウェーデンがなぜ男女共に生きやすいのかを究明している。これには、幼少期からの教育が徹底されている。小学生からティーンエイジャーのインタビューを交えながら、その実態を紹介していく。日本も男女平等には関心があっても、まだまだ進んでいない。スウェーデンのようにとはいかなくても、見習うべきことは多い。2017/02/19

nranjen

2
2017年に刊行された本。インタビューという、スウェーデンに実際生きている人々を通して、その国のありようが見えてくる気がします。大変興味深いと感じたことが二つ。一つは幼児教育で、行っている男女差をなくす工夫の数々の具体例があげられているのですが、それが非常に大きな意味と影響を持っていると思われること。二つ目はイケア日本法人の方が語る、日本社会においてスウェーデンの企業風土を活かすための努力の数々。一番大きな気づきとして「オンブズマン」という制度こそが日本に欠けていて、必要なのだと感じました。2021/09/28

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